ザ・クロマニヨンズ 『オートバイと皮ジャンパーとカレー』
都会では、自由にバイクで飛び回る事すら出来ないのか?
東京23区、それも他県に隣接していない、都心近辺にもなると、
バイクどころか、自転車すら、ろくに乗れない時代が到来している。
少し、カフェや薬局や古本屋に立ち寄っただけで、自転車は保管所に持ってかれ、
4000円(区により前後あり)の罰金・・・・・
数え切れない程、やられた。
勿論、放置自転車と扱われるのだが、なるべく、駅前から離れた、
カフェに入って、どこが放置なんだよ?
しかも、数万するクロスバイクを放置する奴なんているのか?
日本語知ってるのか?行政は?
何でも金で解決する時代なのか?
それでも、バイク飛ばせば!!
ブルーな気分も吹き飛び、ハートに火がつくのだが!!
だが・・・・・・・・
丁度、二週間前に、俺が愛用している、GBクラブマン(ロッカーズ号)
がいつもの住み家から消えて無くなっていた・・・・・
これは、すべて、手をかけてカスタムした、世界に一台しか無い、
珍しい形だから、盗めばすぐに、わかると思ったが、甘かった!!
車体の転売は盗難の為に、足が付くので、改造バイクの部品だけ、
外して外部に売るなんて、犯罪が都内で良くあると聞くが、
旧車としては、半端なクラブマンが的にされるとは、
考えもしなかった。
これは、足回りも良く、大型バイクみたいに、大きく無いので、
都内での渋滞すり抜けは抜群で、都内走りの為に出来た様な、
バイクと勝手に決めていた程、便利な奴で、
カスタムしてから170キロは時速が出る。
SRやゼファー位なら、簡単に抜けた優れた相棒だったのに・・・・・・
まだ、見つかるチャンスはゼロでは無い!!
いつでも前向きな俺!!
ふざけた奴が多い世の中だ!!
返せコノヤロウ!!
その前に、乗ってたバイクはもっと無残な別れ方だったから、
GBクラブマンなら盗まれない!!と選択したつもりでもあった。
2000年代初頭の頃、イギリスのバイク、
トライアンフの1965年 T120R ボンネビル 650を愛車にしていた。
これは、旧車を何度もレストアし、200万位かけて、
眠り起こした宝物であった。
1965年、俺が生まれる、かなり前に製造された、旧車であり、
旧車ならではの、音に痺れ、また英国ロッカーズを代表するかの様な、
風貌を愛していた。
ある日、杉並区の荻窪あたりの、友人宅にトライアンフで遊びに行き、
そのまま飲んで、泊っていたら、朝、コイツの姿は消えていたのだ・・・・・
希少バイクの為、盗難保険なども、無く、何処かに売り飛ばされたか?
それ以来、コイツの姿を見る事が無かった・・・・・・
やはり、英国バイクのこだわりが強い俺は、
次に、イギリス発、インド製造のロイヤルエンフィールドを購入!!
これは、インド現地で見た時に、一目惚れした奴で!!
何より戦後に作られてから、現行バイクなのに、エンジン含め、
殆どの構造が変わっていない所も惚れた!!
トライアンフ 650CCと違い、350CCで身軽だから、都内走りにも適している。
(最初はそう思ったが、やはり戦後のバイク、走ってるだけで部品が飛んで行くが)
この出来の悪い、シーラカンスの様なバイクが逆に可愛くて(笑)
日本のメグロとかより、構造は古いから、エンジンはすぐ止まるし、
レストアしたトライアンフ以上に、新車でも太刀が悪かった。
コイツとの別れは、二年前かな?
駐輪場(有料バイク置き場)
それも、自宅前のいつもの所に止めていたのだが、
朝、見ると!!!
悲劇!!
タンク、キャブ、シートが無くなり、木っ端微塵!!
誰がこんな事やるんや!!怒るでしかし!!
エンジンと骨組みだけ残り、お釈迦になっていた・・・・・
都内でバイクに乗る人間なら、
それぐらいの、リスクは誰もが覚悟していると思うが、
本当に、バイクすら、乗り憎い時代。
少し、中心部から離れた国道の古着屋やツタヤに止めていただけで、
駐禁切られ、罰金!!!
風になり、100キロ以上出しただけで、白バイから、的にされて、
週末、僅かに、ツーリングに行く位しか、活用出来なくなって来る。
それが利用で、以前はゼッツーやハーレーに乗っていた先輩や友人も、
いつしか、100CCのスクーターにしか乗らなくなるなんて、
良くある話で・・・・・
俺もバイクの無い、生活なんて考えられないが、
今後の対策は考えないといけないと思う!!
金がいくらあっても、足りないというのもあるが、
本当に愛着があるバイクが盗まれた時のあの悲しさは、
言葉でいい表せない・・・・・・
自由に、首都高辺りを、アクセル全開で飛ばしてい!!
ただ、それだけだ・・・・・・
今日のナンバー!!永遠のロンリーウルフ!!
佐藤秀光で!!ガソリンが残りわずか!!
こういう、歳の重ね方、男ならしないか?
かっこいいね!!最高!!