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Channel: 志度拓哉のブログ
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ローラン・ボラン 父マークの最大の遺産は救世主のデビット・ボウイであった・・・・

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Rolan Bolan


ロックとは反逆でありタフさであり自由であり・・・
そして優しさなんだ。

二歳になる前に・・・・・父親はこの世から別れを告げて

それでも美しく生きてる一人の男が存在する


ローラン・ボラン


今日の特集は
ミュージシャンのローラン・ボランである。

その美しい歌声は、スターのDNAも含まれていると個人的に感じるのである。
彼は白人と黒人のハーフであり、偉大なミュージシャンの子供でもあるのだ。


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母は有名な黒人歌手・・・


グロリア・ジョーンズ

歌手としても黒人特有の美声に包み込まれていた・・・
またフォー・トップスやグラディス・ナイト&ザ・ピップス、ジャクソン・ファイブ
に曲を提供するななど作曲家としても才能を発揮している。

美しい歌声・・・
その歌声も1977年の9月16日に彼女は自ら運転する車で交通事故を超し
声帯が壊れ・・・・歌う事も出来なくなったという・・・・・・・・・・・

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彼女がその事故で失ったのは声だけで無い・・・・・

この世で一番、愛する男までもその事故で失った・・・・・

その男の名は
マーク・ボラン 


説明不要 グラムロックなるジャンルのロックを完成させた
T-REXのボーカルで
今でも熱狂的なファンに支持されているロックスターである。


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僕は30歳まで生きられないだろう

マーク・ボランはそいつが口癖だった・・・・
その30歳になる二週間前にその事故は訪れた・・・・


1977年の9月16日
自動車愛人のグロリア・ジョーンズ(妻はジューン・チャイルド)が運転しており、
ボランは助手席に乗車していた。 事故は車が大破するほど大きかったものの、
通常ならば適切な処置を施せば命に別状のない程度の負傷だったが、
 病院に運び込まれたボランの身体は負傷そのものよりも長年の薬物による疲弊のため、
手術に耐えられる状態でなく 手の施しようがなかったという医者の証言が事故当時に報じた・・・・・


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サイケや60ビートが支流のロック界にセンセーショナルを
巻き起こした男の死は突然やって来た。

1977年・・・T-REXやニューヨークドールズなどのグラムロックに影響受けた
若者がパンクムーブメントに移り変えた時代だった・・・・・
その後、日本でもジギーやマルコシアスバンプ、イエローモンキー等
数多くのバンドがマーク・ボランの影響を受けて誕生したのである。

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その交通事故でこの世を去るまで一緒にいた
愛人グロリア・ジョーンズとの間に出来た子供こそ
冒頭で紹介したローラン・ボランであった。

皮肉にもグロリア・ジョーンズとマークが出会ったのは、
73年6月のアメリカ・ツアー中で、妻ジューンの紹介だったという。
二人は次第に惹かれあい、子供を身篭る事になるのだ・・・・・

だが2歳になる前に父、マークは他界した為、
その面影すら記憶に無い事であろう・・・

「家には仮面ライダーのおもちゃがたくさんあって、子供の頃はよく遊んだよ」
父が日本ツアーに行った際に、愛息子ローランに仮面ライダーの玩具を
プレゼントしたのであろう。

彼は現在もロスを中心に父の意思を告ぎ音楽活動を続けている。

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あの偉大なマーク・ボランの様に・・・・・

だが幼少期の暮らしはけして楽では無かったという。

T-REXの多額の印税も籍の入っていないグロリアやローランの元に
は入っては来ない。
ボランの遺族からも生活費の提供も拒否されたのである。

グロリアは事故で声帯も失い、愛するマークも失い・・・・
そして息子を育てる経済力すら失ったのである。

だがピンチの時には必ず、救世主は現れる!!
そんな二人を救ったのがこの男なのだ!!

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デビット・ボウイ

説明不要のマーク・ボランと二分の人気を分けたグラムロックの神であり
マークのライバルであり、友であったこの男!
生まれる前からボウイはローランを知っている。
それどころか名つけ親にまでなっているのだ。

「僕の名前はトニー・ヴィスコンティ、デヴィッド・ボウイ、それに親父が三人で決めたんだ。
(それぞれ韻を踏んで)トニーの息子はモンティ・ヴィスコンティ、ボウイの息子はゾウイ・ボウイ、ボランの息子はローラン・ボランにしようってね。」とローランは語る!!

以前、イギーポップを救った男として記事を書いた事もあるが
ボウイは親友マークの残された家族までも救ったのだ!!

生活費、食費、家賃、のすべての支払いはボウイが行い
またローランを私立の学校にまで通わせた。

グロリアが血縁でも無いボウイが
「何でここまで私達を助けてくれるんですか?」
と尋ねるとボウイは静かにこう語ったという・・・・

「長年親しくしてきた親友の家族が困っている時、
ヘルプするのは友人として当然のこと。
大したことじゃないよ・・・・・・・
今後も何か僕にできることがあるなら、遠慮せずいつでも連絡してくれ」


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マークボランとデビットボウイ・・・・・
時代を築いた二人の男は
永遠の友情の絆で結ばれているのである・・・・・・・

時は流れても美しいハートのままで・・・・・・

今日のナンバー!!
そんなボランとボウイが奏でます!!
最高のグラムロックのショータイムを贈ります!!







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