その奥には何があるのか？

そいつを見たくて先に進む時が存在する。

途中で立ち止まったら見える筈の景色すら見逃してしまうだろ？

都心中心部からやや東部、銀座から勝どき橋を渡った辺りに川と川に囲まれた街が存在する。

晴海通りと清澄通りが交差する地点に大江戸線の勝どき駅が存在する。

この辺りまでは私用で良く来たりする時がある。

近隣にはもんじゃ焼きで有名な月島があったり、トリトンビルがあったり

来るモノも退屈させない空間は十分用意されている。

だが清澄通りから南へ進んだ事がないのに気がついた。

通りには中央区の高層マンションが立ち並ぶ！

この先は臨海地区特有の高級マンション地帯があるだけなのか？

そいつはクダナライ・・・・

だがやけに古い建物も残っていて反面期待も出来るような気もする。

きっと路地裏のこの狸も南へと進む筈だから！

行こうぜ！

今日も何かに出会えるかも知れない！！

志度拓哉のブラリ街！！

今日は中央区、勝どきを南に攻めてみようと思う！

だが、やはり見るものすべて高層マンション等の開発工事ばかりが

目に付く！

当たり前か・・・こんな都心の一等地を空き地のまま放置するわけがない。

俺が愛した昭和の風景が過去のものへとなってしまう。

マンションどころか橋まで建設中であった。

だがこの橋を渡れば新橋や汐留まですぐにワープが出来るのであろう！

ドラえもんみたいな魔法よりやはり科学や技術でこの世の便利は確立して

いるのであろう。

その開発中の橋の奥に歩けば川に出た！

水はいいな！！やはり！！

魚もビーチも人の体も皆、水で出来てるだろ？（本当か？）

川向こうには築地市場や浜離宮が見える！

灰色の空の夏の終わりにはこんな風景が似合うかも知れない。

この辺りでは蝉の鳴き声も聞こえて来ない。

当たり前だ、木が無いからだ。

今度は西から勝どきの東の川まで歩く。

5分もすれば川に辿り着く！

まさに川と川に挟まれた中州の様な街だ。

水上バスが海から川に横断して来る！

目的地へとのんびり向う様な・・・・・

ガキの頃、見たある映画のワンシーンがフラッシュバックする！

その物語は運河を渡り、教え後が待つ家庭教師の話である。

まさに奥にあるレインボーブリッジを抜かせば紛れもないこの風景である！

ガキの頃、東京に来たらその団地に絶対住みたいなんてスクリーンの前で強く思ったのを憶えている！！（汚い団地だったが）

OHHHH！！

まさか！！本当にその団地は存在した！！

紛れも無くここはガキの頃何度も見た

（家族ゲーム）の舞台となったあの団地である！！

長渕でも嵐でもなく当然、松田優作の家族ゲームだ！

劇中の松田優作扮する家庭教師の吉本は植物図鑑片手に

船に乗って教え子の待つこの団地にやって来る！

得体の知れない風変わりなキャラで無口だがすぐ殴る、

掴みどころが無い役であった！！

劇中では薄気味悪い団地が尚、見るものを魅了させた！

森田芳光監督のワールド誕生と優作のアクションスター完全脱皮の瞬間でもあった！

いいね！スクリーンのまんまだね！！

沼田君家はここですか？

冒頭の劇中で通行人にとぼけた質問をかわす優作！

役者を始めた頃、良くエチュードでそのシーン繰り返し練習していたので

ここで実戦してみようか！！

沼田君宅はどこですか？

よし聞き込みに行くか！！

だが！！

平日の昼間、幼児や小学生だらけであったから今日はおとなしく自粛します・・・・

映画を観たことない人にはまったく意味不明な文章であると後になり少し反省した。

周りは高層ビルばかりになってしまったが、変わらないものもあるのだと嬉しくなった

・・・・・・。

良く優作ファンはブルースリーやケンシロウみたいな超人的要素に惹かれたりするのだ。

完成されたアクションに肉体。

仮面ライダーでは無く生身の人間が次々に悪モノを倒して行くまさに等身大のヒーロー像だ。

勿論、俺もその中の一人であるが、そのイメージの葛藤から脱出して初めて映画の賞を取ったのもこの作品であった。

ファンを裏切り続けて常に進化した名優である。

武器も持たない優作が評価された家族ゲーム！！

観てない人はレンタルへGO!!

勝どき六丁目アパート

東京都中央区勝どき6-6

さらにこの大陸を南へと進む！！

（いつのまにかここを大陸扱いしている俺）

住所も勝どきから豊海町へと変り、鮮魚などを扱う倉庫町へと辿り着く！

都内だとここからだと何処にも納品しやすいだろうな！！

昔のお台場あたりもこんな景色だらけだった気がする。

（庶民的な感想しか出て来なかった）

レインボーブリッジは灰色の空に覆われていた。

秋風が心地良く吹く。

ここがこの大陸（中洲）のゴール地点のようだ！！

東京湾が、いつものバイクから見る風景とは異なり何故か小さく写る・・・・

普段、毎日スカイツリーを観てるせいか東京タワーがやけに小さく写る・・・

高層ビルや橋が立ち並びますます大都会化する東京の真ん中が

今日はやけに小さく写る・・・・・・

何故なんだ？

きっと気のせいだ・・・・

また春頃にこの海を観に行こう！

きっと違う角度からモノが見えるかも知れない。

そう思い俺はこの街から北へと向った・・・・

今日のナンバー渋いのいこうぜ！！

秋の空に捧げます！！THE　KINKSでサニー・アフターヌーン

The Exploited - Sex and Violence

土砂ぶりの雨の中でも、何も変わらず歩いていたい。

悪夢が現実にやって来たとき、ただ笑っていたいから・・・・・・・・

久しぶりだな？

何度も特集して来たサブカルチャー溢れる沿線に降りたのは秋の気配がする土砂降りの午後だった。

音楽に芝居に芸術に文学。何故かこの地にそんな人々が集まる。特に東京23区の西部の入り口に値するこの街はお笑い芸人達も数多く在住する。

新宿や都心への便も良く、家賃も妥当で尚且つ飲み屋や生活品店も豊富と来れば文句はないだろ？

志度拓哉のブラリ街

今日は久々の中野駅を攻めよう！
何度も特集してる街であるし、個性も強い街であるので逆に普通に歩いてみるのが正解かも知れない。

個人的に昔、在住経験もある街・・・・何よりこの据えた香りが当時と変わらないところがまたGOOD！！

駅北口には一本線で雨にも負けない商店街が広がる！

こういう路面モールはいつ来ても飽きない。板橋の大山ハッピーロードや吉祥寺、十条、新小岩！個性的な商店街は多いがサブカル具合はここは天下一品！！

一歩脇に逸れるだけで、激安の個性的飲み屋街が広がるのも良い！

歩いてるだけで酔いそうだ。

ウナギに牛タン、パスタに串焼き！いいな！食い倒れの東の商店街と任命したいほどだ！！

この真っ白に燃え尽きた矢吹丈がGOOD！！

前もこのUPした気がするが今回も交渉したが貰えなかった

（当り前だ）

ガンダム？ドラエもん？ドラゴンボール？ワンピース？

そんな漫画飽き飽きしたぜ！やはり男は（できれば女も）黙ってあしたのジョー！

さらに奥の路地に入ると・・・・・。

昭和新町商店街！勿論、酒場やスナック、昭和のまんまの店舗が広がる街！

太宰治や永井荷風の世界観が健在。人を楽しませる感じでなく、無に存在してる

所が最高だな。

軽く昼飲みをしようとしたが何処の店もまだ開いていない。

時々、氷屋がづぶ濡れの中、まだ仕込み中の店内に配達に行く姿を見かけるだけだ。風流だな・・・・

いつまで降り続くのかこの雨は？

仕方ない、自然に逆らえる奴はいない。こいつばかりはマネーでも

解決できないだろ？こんな都会の隅でも殆ど人もまばらに散ってしまった様だ。

というわけでこの街定番である中野ブロードウェイに突入するしかないだろ？

ここに入ると一時間以上、俺は出て来ない！

（バカのひとつ覚えとはこの事を言うのか）

地下駐車場なんてあるんだな？このビルに何度も来たが初めて来た気がする。

昔、ここのビルに住む住人に住人にしか入れない屋上に連行された事があった。

屋上はちょっとしたガーデンになっていて、プールなんかも存在する。

沢田研二（ジュリー）が昔、住んでいたなんて聞いた事がある！

勝手にしやがれ！あんたの時代は確かに良かったさ！！

地下は激安生鮮やスーパーみたいな市場になっていて、１階は商店街の延長みたいで、この通りを抜けて早稲田通り方面に帰宅する在住者もいる感じだ

（実際俺がそうであったから）

二階、三階に来れば真の意味でこのビルの才能は発揮される！

野球マニアにはたまらないサインボールや有名選手の実使用したグッズの店！

昔の映画のポスターも腐るほど、売られているから、部屋のインテリア等にもこのビルは重要な役割を果たすのであろう！

年代ものも眠っているから掘り出すのが良い！！

ゴジラ、ガメラ、寅さんの定番からATG映画まで！いかしてるな！！

アメリカグッズも豊富だな！見た事ある様な無い様なものばかりだな（笑）

マスクだ！これ何に使うんだ？インテリア？プロレスの試合？SHOW？趣味？コスプレ？

何でもいいのさ！壊してしまえば！！

四階に行けば寂れて来る！シャッター街やまんだらけの買取とか人々もこの階に来れば一気にいなくなる。でもこのビルは秋葉原と紙一重なんだが、オタクというより

サブカルやアングラの香りが漂うのは気のせいか？

その違い？変態と変人くらいの差だろな？

ものここまで来たら、五反田あたり雑居ビルの中にある歯医者や町医者が集う感じで逆にお洒落を感じるな！

歯を削る機械の音まで聞こえてきそうだ。

古い映画のポスターや、ビンテージレコード、丸尾末広のアングラ漫画にパンクロック！

リアルマッコイズのミリタリーに町中華のおっさん！！

やっぱ中野はこれだな？

ルミネ、アトレ、ヨーカドーはもういらない（笑）

それらが大型チェーン店ならここは昔ながらのこだわりの路面店・・・・

そんな感じがするな！！

エレベータで地下に戻ったのは予想の一時間をはるかに上回り3時間12分

（細かい）にも及んだのである。

俺は変人認定か？

でも何故かまったく疲れることとは無縁なビルであり無縁な街であった！

雨も止まったしこの辺りで一杯行こうじゃないか！

皆！良いアルコールにやられて今夜は眠ろうな！！

今日のナンバー、踊り狂おうぜ！

GBHでシックボーイ！！

キャプテン　OP　君は何かができる

都心を西にのぞみ、荒川がきょうも重く流れる………

東京湾から北にのびるその荒川の左手におびただしい数のエントツが立ちならぶ工場地帯がある…………

いわゆるゼロメートル地帯である

この物語はそんな工場や小さな家いえのひしめきあった下町からはじまる

冒頭から泣けてきやがる（笑）

荒川は今日も静かに流れている・・・・

時々、電車の音だけがガタゴトと鳴る・・・・・

東京都内というのに、足が宙に浮かない感じだ。

赤とんぼが飛んでいる。

悪くない感じだ。

今日はスカイツリーの鼻の先、墨田区の八広という駅に来ていた。

東京23区内でも寂れた駅、ベスト5に数えられたるする駅であるが

ワーストの方が心地良いものって沢山あるだろ？

この地域はかつて工場と長屋が並んだ映画のセットの様に昭和の町並みが広がっていて平成に入ってからも、外で炭火で秋刀魚を焼く家庭や洗濯板で洗濯をする光景なんかも見た事があった。

夕焼けや植木鉢、ドブ板が似合うそんな街である。

志度拓哉のブラリ街

今日は墨田区八広をブラリ行く！！

この辺りを歩いているとやはり工場や長屋が幾つも存在し時間は止まったままだ

そしてこの町こそ、あの名作漫画の舞台であるのだ！！

あしたのジョーの次に泣いた漫画である。

（ちなみに作者はあしたのジョーのちばてつやの実弟のちばあきおである）

キャプテン！！

この作品は小学生の時に読み初めて物語で涙を流した作品である。

個人的に野球は興味は無く、数える程しかやった事のないスポーツなんだが、この漫画は別物だ！単なる野球ヒーロー漫画ではない。

等身大の何処にでもいるような学生が努力と葛藤で野球に取り組むという単純なストーリーである。

主人公の谷口タカオは下手糞な野球少年である。ある名門野球部（青葉学園）

から舞台である墨谷二中に転校するとこから物語は始まる。

ひたすら努力をする事でキャプテンになり、更に努力を積み重ね、弱体チームが全国優勝するまでの葛藤を描く。

主人公は次の世代への交代になるのだが、俺は谷口タカオの高校編を描いたプレイボールが特にファンでいまだ全巻持っている。

まさにリアル、キャプテンの世界がこの町は健在であり、

ガキの頃、大阪で育った俺の東京のイメージは、渋谷でも新宿でも銀座でも無く

この漫画の世界である墨田区であったのかも知れない。

淀川の様な大きな川が流れて下町で子供は鼻たらし花火をする。

大人は一升瓶抱えて大工の仕事をする！

まさにセレブTOKYOとかけ離れた人情味のイメージが俺には存在した。

実際、劇中で出てくる駅は（下町駅）とかいい加減な駅名であったが、

昔の八広駅（旧荒川駅）は劇中の下町駅のまんまである。

豆腐屋なんかがラッパを鳴らし、自転車で徘徊してる姿はまさにリアル東京だ！！

そして俺が漫画で一番好きなシーンは父ちゃんとの神社での特訓シーンである。

自分が青葉の一流選手と勘違いされたせいで、父ちゃんとの影の練習をする

あの名シーンである。

川沿いにそれらしい神社が存在した。

日枝神社！まさに良き風貌をした神社である。

おっこの神社、野球の練習をするのにぴったりのスペースだ！

（今の時代、神社で野球なんてやれば苦情の嵐だろ？）

だからゲームや部屋に閉じ篭る人が増えたのかも知れない。

意味も無く空のバットで球を打ちたい気分になる。

（実際は守備の練習がメインだったと思うが）

部員達は非道な練習に耐え切れなくなり、谷口キャプテンにこの神社まで苦情を言いに行くんだよな・・・

誰もが自分は楽をして神社にお参りしてるだけだと思っていたが・・・・

疲れた練習の後に一人さらに猛特訓を行う姿に誰もが刺激を受けるのである。

あのイチローもこの漫画のフリークでこれを読んで野球を始めたと言うから

まさに大リーガー選手を生んだ漫画と言っても過言では無い。

（イチローは天才型、イガラシのキャラまんまであるが）

そしてあの王貞治が生まれた街もこの八広である。

読んだことがない人は（野球に興味ないなら尚更）キャプテンとプレイボールを

続けて読んで欲しい。

日枝神社

〒131-0041 東京都墨田区八広６丁目３２－６

しかしこの辺りの風景は昭和のままで心地よい！

このバラックのようなアパートにノックアウトされた！

スカイツリーや東の歓楽街の錦糸町が同じ区内に存在するとは

思えない風貌だ！

こうしてる内に悪い癖がありお腹が空いて来た。

おっこの中華ソバ屋はイガラシの実家のラーメン屋ではないか？

だが残念ながら閉店してる模様だ・・・・・。

何が食べたい？この漫画は食い物も沢山出て来るんだよな。

たい焼きに桃にスイカにカレーにアイス！

旨そうなんだよな（グルメ漫画ではないよ）

おっこの畳屋こそ主人公の実家か？

（それはドカベンだろ）

知らない人、ごめんな。

おっと、うなぎ屋が！旨そうだ！！田所先輩、是非、ここでご馳走してくれ！！

ん？松竹梅・・・梅ちゃんで2500円か？

何もこんな高い店ばかりではないだろ？

川向こうにもう一件うなぎ屋があっただろ？

いやもうソバでいいから食いたい気分だ。

(ガキじゃないから我慢しろよ？）

縁起担いでカツ丼なんてどうだい？

そうカチ丼よ！カチ丼！！

そんな店すら見当たらない・・・・。

中華料理宝来！！なんともプレイボールテイストな店なんだろ？

最高だな！！

よしここにするか？当然だな！カツ丼をシンプルに食いたい気分だ。

いいね！この気取らない大衆メニューが！

よし中華でカツがいいだろ？

カツカツしつこいな俺。

よし、カツで決まりだ！カツ丼でなくソースカツにしてしまったが。

ここのご子息も当然、野球をやってるのか？

君は何かができる！そうさ、とびきりでかく！！

（今日の俺は松岡修造みたいで嫌だな）

ここは出前もやってるのか？時々電話が鳴る。

しかしこの光景も懐かしくていいな！！

チェーン店には飽き飽きしていたところだ。

来た！お汁付きとはまた豪勢だな！上カツよ！上カツ！

食べなれないうなぎなんか食って腹壊しちゃいけねよ！！

やっぱこれだな！家庭のカツみたいで旨い！！

いいな・・・この風情・・・・まったく言う事ないぜ・・・・

東京都墨田区八広５丁目２０－１４
03-3611-0909

今日のナンバー知ってる輩は涙流してくれ！キャプテンのEDでありがとう！！

墨谷の甲子園の道は遠くない・・・・・。

Driving All Night PV ビデオクリップ尾崎豊

国産バイクの愛すべき旧車達！！

メグロ、キャプトン、Ｗ1、マッハ、Ｚ・・・・・

アメリカにも英国にも負けない素晴らしいバイクが我が国には存在すると

個人的に思う。

ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハ！

個人的にはスズキ以外のすべての国産バイクも愛車にして来た！

海外の旧車ではトライアンフボンネビルやロイヤルエンフィールドにも乗ったりしているが、ジェネレーションと言うべきバイクに跨りたくなる時がある。

個人的にＣＢ等の族車から国産アメリカンのスティードとかに乗り移る世代であったが、俺が未だ足代わりで街を流すバイクを今回は紹介したい。

ＧＢクラブマン！

そう世界のホンダがCBX250RSの後釜として1983年から1997年までロング期間に渡り発売されていたバイクである！

シングル短気筒で小回りが良く改造加減で時速170キロも出るイカシタヤツさ！

形も英国バイククラブマンレース等のＢＳＡやノートン、アリエルを意識した

風貌が堪らない！

上記ＰＶの尾崎豊等も愛車にしているシングルバイクの代表

みたいなヤツだ。

排気量250ＣＣながら、ＳＲやゼファー等も簡単に抜けるフットワークの軽さも

伊達でない！！

しかし最終モデルから20年近く経つバイク！カスタムするのも正規のパーツも殆ど転がっていない。

未だＳＲの人気は豊富なカスタムパーツが出回っているからだと思う。

何かないかと？最初に考えたのは・・・・・

キジマあたりのルーカスライトにセパハンを装着、60年代のヤマハのレトロ50ＣＣのタンクを加工して載せてみた。

マフラーはキャピトンマフラーで決まり！機関銃の様な鋭い音が鳴るのだ！！

他に見ないカフェレーサースタイルを目指した！

こういうカスタムしてるとキリがないなんてバイク乗りは百も承知だろ？

世界に一代のオンリーワンのスタイル！！

トライアンフのサイドカバーを装着して国産車らしさを残し

英国風にアレンジしてみた！！

しかもこいつは素早いぜ！

都内なんて何処に行っても渋滞の嵐な訳で400以上の大型車は逆に走りずらい！

こいつがあれば何処でも飛べるのさ！

（トライアンフやエンフィールドで都内を走るとボルトやネジが次々飛んで行くがその心配も無い）

旧車の部品を扱う店で英国車マチレスらしきＦＲＰタンクがあると聞いて

廃棄する前に貰って来た！

加工して載せてみるとなかなかの風貌へと変化する。

でもこの手のタンクならＢＳＡのゴールドスターのアルミタンクには敵わない！！

しかもベタなカフェスタイルになってしまう（それも好きだが）

これでは地味過ぎる！とことん派手に行くのが俺の理想。

特攻の拓の天羽時貞のノートンアルミのＳＲみたいなロッカーズスタイルが

Ｒ＆Ｒやロカビリー、パンクの間で流行った頃がある

（最も流行りものにロクなものは無い）

でも10代の頃はそんなバイクばかり飛ばしてた（今も殆ど変わらないか）

ここは適当に思うがままのバイクに仕上げようと独り企んだのである！

英国ＲＯＣＫが好きだからＧＢな感じで！でもイタリア映画が好きだからイタリアンカフェの要素も入れたいと勝手な妄想が始まるのである。

小松川あたりの板金屋や塗装屋を廻り、タンクも独自に塗ってやろうと企んだ！

色んなカラーを試したが、やはりワインレッドとローズピンクが俺の好きなカラーかな！

いい感じにツヤも出て、目指していた形に近くなった！！

あまり日本で赤のカフェレーサーバイクは見た事が無い気がする。

サイドカバーも同じ色にするのが良いだろう！

順調の出来具合だ！！

こういうカスタムはまさに洋服と一緒で趣味の問題だから

誰に理解されなくとも好きな様にするのがいいのさ！！

返り血（塗装）を何度も浴びてどうにかそれらしい形に変化を遂げた！

シートはクラブマン様のＫ＆Ｈのヤツを市販の染めＱスプレー

でホワイトに塗っただけのヤツ！

塗り絵だけは昔から得意である（本当にそれ位しか特技が無い俺）

おまけにこのバイクの名前ＧＢロッカーズ号（まんまやろ）

のロゴをタンクにペイント！！

イタリアンカフェレーサーと英国と国産の交差を勝手にイメージした。

エンジンも好調！キャブもＧＯＯＤ！！

こいつで170キロで湾岸を飛ばすぜ！

（地味な犯罪宣言か？ネズミ捕りがあの辺りは多い）

20年前のバイクだが調子はいいな！

（知り合いには40年～戦後モデルのバイクに乗る人がいるからまだまだ青いが）

好きなスタイルは未だに変わらない・・・・

Ｒ＆Ｒとバイクは永遠のも！！

レザーを羽織り

こいつで今日も独り街を飛ばすのさ！！

今日のナンバー！カフェスタイルにはロカビリーだろ？

ロカッツでロカビリードール！！

THE COLTS／キューティー・スー

この街で何度、朝陽を見ながら目覚めたのであろうか・・・・

何も予定の無い一日の始まりがこんな感じだったら

何も言う事はないだろ？

海の季節になったな？

今は9月の下旬？

だから海の季節なんだよ。

炎天下で人だらけの海に一つも魅力なんてありはしないのさ！

平日の朝から見える茅ヶ崎の街なら尚いいさ。

そのうち紫へと空は変わる・・・・・。

遠くに江ノ島が見える。

鳶が静かに宙を舞う。

こんな一日の始まるはゴキゲンな気分に導かれるのさ！！

この感じいつも忘れられないね！！

志度拓哉のブラリ街！！

今年も来ました湘南シリーズが！！

都会に一番近いリゾートの湘南！今日は茅ヶ崎の朝からスタートする！！

鎌倉、七里ガ浜、鵠沼、江ノ島と今までにも湘南を何度か歩いて来たが！

この街の潮の香りはいつ来ても最高だ！！

そして朝陽は一瞬の灯火だから尚、美に写ると思う。

これが年中だと麻酔を打たれた患者みたいなものだ。

クリスマスに降る粉雪みたいなものか？

素晴らしいな！素面で感動するのが本当の感動だと思う！

湘南と言うと何を連想する？

サザンにチューブに湘南乃風？

俺はラモーンズにアナーキーだな（笑）

ガキの頃イメージはこんな感じだった。

これぞ湘南！！

湘南爆走族！

ご存知、このヤンキー五人がハチャメチャに活躍する漫画！！

湘南グラフティとか、海岸線の道路とかこの漫画を見て知ったのは事実だ！！

いやいや湘南と言えば湘南純愛組だろ？

ＧＴＯの方がメジャー？鬼塚の10代の暴れぶりを描いたこれまた

ヤンキー漫画！！

古く単純過ぎるだと？

ではホットロードはどうだ？

日本のヤンキー版シド＆ナンシーだぜ！実際この日はこの漫画の実写化がかなり宣伝されていた！！

って全部ヤンキー漫画ばかりじゃないか（笑）

湘南で実際俺はヤンキーを一度も観た事は無いが

思春期に読んだ漫画だったから勝手にそう言うイメージが昔はあったのだが。

・・・・ってそんな事を考えながらこの街をブラリしてたらいつの間にか江ノ島辺りに

辿り着いていた！！

ワンワン！！ガウーン！！ギャウーン！！

パジャマのまま散歩できるのもこの街の良さだな？

昼間の観光地と異なりこの街の朝はやけに静かだ。

時々、静かに車が走り・・・・

波の音が聴こえて来る。

観光客が無法に捨てたと見られるペットボトルや空き缶の山！！

都会の雑踏とも似た風景がこの街でも見られる。

それを何処と無く飛んで来たカラスが突っつくのだ！

人が集まる場所にいつも現れるこのクローズ（黒鳥）

それも自由を感じる瞬間かも知れない！！

江ノ島内はまだ閉鎖中で、普段は貝や魚を焼いている店舗もまだ眠っている。

ゴミを拾う地域のオバサンと地元民らしきサーファーとすれ違う。

悪くない朝だ。

ブラリしてたらすっかり腹が減った！！（いつもの悪い癖だ）

この辺りの朝食はなかなかたまげる店が存在するのだ！！

何やら朝から行列が出来てる食堂がある！！

まだ8時前・・・こんな時間に食堂で人が並ぶ姿は生まれて初めて観た気がする。

よし今日はこの店の朝ご飯で決まりだ！

15人程、並んでいたが、開店と同時に最初組に入る事が出来た！！

シラス丼や海の幸をこんな朝から堪能出来て俺は幸せ者である。

？？？漁師汁定食？

魚が骨ごとつぶし、まるごと入った汁に刺身盛り！！

これで決まりだな！！

そしてハシで摘める九州産の生卵をチョイス！！

来た！！これだ！！日替わりの刺身、カマスとブリにこの魚まるごとの漁師汁！！

これは初体験だな。

旨い！！ウニより濃厚でツミレより味がしっかりしていて

これはまさに初めてのグルメである！！

一気にライスと食すこの贅沢加減が最高である！！

江ノ島小屋

〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸２丁目２０－１２江ノ島小屋1F
0466-29-5875

綺麗な朝陽に美味しい朝食！

いつもより少し早く起きて街を歩けば

予想以上にいい事に巡り合えるのさ！！

今日のナンバーそんな素敵な海と朝をぶち壊す

ゴキゲンなナンバーでアナーキーのシティーサーファーだ！！

あぶらだこ - 冬枯れ花火

大学に這入る。有名な学者に接触する。趣味品性の具つた学生と交際する。図書館で研究をする。著作をやる。世間で喝采する。母が嬉しがる

何だか意気地がない。非常に窮屈だ。丸で不具にでも生れたやうなもの

日本より頭の中の方が広いで

23区の真ん中に位置する町に今日は来ていた。

池袋から春日通りを下り上野方面へと進めば

その町は目立たぬ様に存在している。

神田、上野、後楽園、御茶ノ水・・・・・

有名な町に取り囲まれる様に静かに存在する。

別にターミナルなど存在せず、地下鉄特有の駅を登ればすぐに大通りにつながる。

でも何かいいね！！

本郷三丁目・・・丁目を駅名に使うのは新宿や四谷くらいのものか？

それとも古き路線である丸の内線特有のものなのか？

どうでもいいなそんな事は！とにかく歩いてみようぜ！！

志度拓哉のブラリ街

今日は文京区、本郷三丁目をブラリ行こう！！

本郷？あまりピンと来ない人も多いと思うが

ＤＥＥＰやマニアな駅ばかりブラリしている

ブラリ街の中ではかなりメジャーな駅と思う。

イメージは鳩山家？本富士警察？

いつもの様に行き当たりばったり歩いてみよう！！

本郷通りを歩いていると見つけたアビタシオン！！

俺のこの街のイメージはやはり松田優作から入って来た。

優作を詳しい輩の連想では、信濃町の文学座上がりの俳優と言うのは有名だが！

最初に芝居を学んだのはここ、アビタシオンの金子信雄の劇団（マールイ）である。

最初の妻となる作家の松田美智子ともこの（マールイ）で出会う事となる！

結局、喧嘩してすぐに優作はこの劇団を辞めて、文学座を得て銀幕へと飛び立つのであるが・・・

人には幾つものステップが存在するが優作は最初にこの劇団を選んだんだな。

おそらく行き当たりばったりであろうが。

この辺りは純文学の香りが漂う。いつもの勝手な連想であるが。

頭のヒューズが幾つも飛んだ誠実さが漂う感じだ。

凡人とはかけ離れた脳の空想が研ぎ澄まされる。

この辺りの路地もまた枯れた花火みたいに、華と人工の空気を封印している。

いい感じだ！！

このまま久々に白山や小石川植物園辺りを散歩しようと思ったが

まだまだこの路地裏が興味を誘う！これが滞在する条件だな。

僅かな時間でも感覚を大切にしたい。

床屋がクルクル回転している。

この古き良き日本の感覚は西洋にも似た感じだと勝手に思っている。

無理に人工化した日本の町並みや近代化した車や乗り物にあまり興味がない。

鳳明館！！いいね！この辺りは古き旅館が幾つか存在して、

古き東京を楽しむ為に修学旅行に訪れる一行や東京ドームの近郊な事から

巨人軍関係者、外国人観光客からも人気の旅館である。

明治時代にもともとは下宿として存在していたのだが、昭和に入り旅館に改造して

今も当時のままの建物の中で休息を感じる事が出来るのだ！！

大手のホテルや夜景の見えるマンションに飽きたら本来の宿でゆっくり時を過ごして

みるのも悪くはない。

登録有形文化財に指定されているので、まだまだこの歴史は残りそうだ・・・

信濃町のときわ荘や洲崎パラダイス等もこうして残して欲しかったと思うのである。

この辺りは本当のお屋敷町なんて感じる。

ある知人の老人の一言を思い出す！！

「成城や田園調布なんてもともと、田舎（郊外）に土地が残っていたから

金持ちが郊外に家を立ててそれが集まっただけ！

本当のお屋敷は本郷や皇居の周りに残る所を言うのだよ！！」

今になり納得出来る。

そう思いながら本郷の歴史を歩いていると、通りにまた貫禄のある建物を見つけた！！！！

浅草寺の門構えにも似た寺院？

違うは！！俺の母校だろ！！（ベタな大嘘）

そうこれが日本に住む人なら知らない輩はいないと断言出来る東京大学である！

高校すらろくに出ていない俺が大学を語る事は辞めとくが、たまにはここに入るか！

ＧＩＳＭあたりのハードコアバンドが赤門の前でＧＩＧしてた映像が俺の記憶に残る。

（これ読んでる人でそんな事知る輩はゼロだろ（笑）

中は行き成り立替工事かよ！！

古いものは除去するに限るというが旨くリサイクルしてその良さは残してくれや！！

東大内部はローソンやスーパー、カフェなんかもあり、

どう見ても東大生ではない輩ばかりが歩いている。

もちろん、その代表が俺なんだが。

バカと天才は紙一重である。

俺の知り合いにもこの大学出身がいるが、物事や常識は何も知らないが

一つの事にかけては神のようにずば抜けてる奴と、

すべての物事を素早く察知出来るタイプの二通りが存在する。

どちらにせよ、こんな所に受かるのは凡人からかけ離れた天才という事だけは確実だ。

大通りに囲まれているがこの中だけは異例な空間だ！

皇居とも似た感覚か（当然皇居内部になど入った事はないが）

緑と古き建物・・・いい感じだ！

まさか東大でマイナスイオンを感じるとは思わなかった・・・・

池だ！この池がいいな！！軽く釣りでもしたいな！！

ってこれが夏目漱石で有名な三四郎池ではないか！！

田舎から出て来た三四郎の東京での生活を描いた純文学ど真ん中の作品である！！

モヒカン頭に純文学！まさに俺の腐った青春はそこに存在した。

三四郎・・・・・

またこの物語に出て来る名前にも興味をそそられる。

両親を早くに失い、その結果自由な生き方を可能にしている女性が、親の廟（びょう。　先祖の霊をお祭りする所）を意味する漢字「彌」を付した美彌子（みねこ）と名付けられ、大学の研究室で研究に没頭する青年には（野々）宮の名が付けられる。

そしてこの池に来ると、誰にも気を使うことなく自由気ままに安らげる、

空間なのかも知れない！

持参した北方謙三の逃れの街を読みながら、ここで今日は休息する事に決めた！

誰もいない空間で静かに読書するのが昔からの日課である。

このまま少し・・・静かに時を過ごそう！！

今日のナンバー！バンド名はどうでもいい、ハゲのナンバーが聞きたくなったぜ！！

最高のハゲ！！ハゲ吉野で青すぎる空！！

ハゲ最高。

ふしあわせという名の猫　浅川マキ／song by 樹根

ニャンタに初めて会ったのは、凍えそうな2月の早朝のアスファルトの上だった。

路地裏で震えていたのを覚えている。

いつか必ずお前の元にも暖かい春がやって来るよ。

「腹が減ってるのか？何か答えろよ・・・・・」

泣く分けでもなく、騒ぐ分けでもなくただ、着いて来るだけ。

野良猫というのは普通、人間を見ると逃げるもの。

だけどこの猫は例外である。

人なっつこい分けでもなさそうだ。相性の問題かも知れない。

この猫をしばらく見てるうちにある事に気がつく。

「何だお前眼が見えないのか？」

猫の眼は開いていない。

時々歩くと木や車にぶつかる。

目の前に手をかざしても反応がない。

ハンカチで眼を拭いても開く事はない。

お前は空の青さも知らないのか・・・・・

俺の知り合いの娘に盲目だった少女がいた。

だが無事、手術は成功し空の青さを感じる事が出来たのだ。

お前にも、いつか空の青さを見せてやりたい。

「この辺りの住民はうるさいから早く食えよ」

近くのコンビニで猫缶の差し入れをしてあげた。

すると一気に食べる。

よほどお腹が空いていたのであろう。

その盲目の猫に（ニャンタ）と言う名前をつけた。

ネーミングセンスはゼロである。

そのまんまの発想しか出来ない俺を悔やむ・・・・・。

それからその路地に行く度にニャンタは何処からともなく現れる。

何で見えないのに俺を認識出来るのか？

本当は眼が見えてるのか？

お前は役者なのか？

動物的な才能なのか？

家では事情があり飼う事は出来ない。

でも強く生きろ。

人をすぐに信用したらダメだぞ！

悪い奴も多いからな！！

猫さらいに連れて行かれるぞ・・・・

本当に悪い奴がいるからな！

俺の友達に猫さらいがいて、そいつに食われてしまうからな。

（久々の登場、リアル猫キラーマチェーテことアッキー）

何見てるんだよ！！

この野郎！！猫食ってなにが悪い？

（バカヤロ！！ワルも悪、大悪だよ）

この部分のみフィクションだから皆様、本気にしないでね。

やがて寒い冬は過ぎ、暖かな春がやって来た。

この時期は多忙だった為、あまりニャンタの元には行けなかったのである。

ある紫陽花が咲く初夏。

久々にニャンタを見かけた。

自分より一回り以上、小さな子猫を抱きかかえていた。

ずっと寄り沿い離れる事はない。

何だニャンタも親になったんだな。しかも今頃、気づいたがニャンタはメスだったのだな。今更、ニャンコなんて名前は付けないからな！お前はずっとニャンタのままだ

・・・・・・・・・

ニャンタはまだ生まれたばかりの子供とより沿い、

俺に気がつくとニッコリと微笑んだ。

眼が見えなくても幸せは掴めるのだ。

お前に暖かい春がやって来たのだ！！

もう独りじゃない・・・・・

それからもニャンタは暑い夏でも子猫と二人、俺の前に現れた。

2月に出会った頃より少し強くなった様にも見えた！

人も猫も、子供が出来たら強くなるんだな・・・・

自分が自分だけのものではなくなった証かも知れない！

やがて9月になり、ニャンタとジュニアの事が気がかりになり何度かその路地に足を運ぶがそれっきりニャンタを見る事はなかった・・・・

今頃どうしてる？

ジュニアと仲良く暮らしてるのか？

いい飼い主に拾われたか？

暖かい春に出会えたか？

10月に入ってまたその周辺に行くとある二人組の主婦の会話が聞こえて来る・・・・

「最近、猫見なくなったわね。随分と汚い猫だったわね」

「こないだ保健所が来てこの辺りの猫、皆、連れて行ったみたいだから平気ですよ」

黙れババア、ぶくぶく太りやがって・・・・・・・

こんなババア達を恨んでも仕方ない・・・・

ましてや保健所なんか恨んでも・・・・・

ただ無の俺の行動を恨むだけだ・・・・・・・・。

アスファルトに激しい雨が殴るつける。

台風18号を告げるニュースがただ静かに流れてる・・・・・

ニャンタとジュニアに暖かい春なんてやって来ないじゃないか・・・・・・

それでも雨は容赦なくアスファルトを殴り続ける・・・・・・・・・・。

The Incredible Staggers - Little Sister

スナフキン、寅さん、山下清、風来坊・・・・・

生まれ変わってもまたそんな感じで旅をしていたい・・・・・

たとえ嵐が目の前にやってきても俺は旅をしていたい。

西武新宿線・・・・この黄色い車両を見ると何故かあの時代の空気が蘇る。

新宿から埼玉方面に伸びるほんの些細な私鉄沿線に過ぎないのだが。

電車は新宿から中野杉並を通り超して埼玉方面へと人を運ぶのだ。

各駅から聞こえる踏切の音、副都心のビル軍から次第に遠くなる風景。

いつになっても変わらないこの感じが心地よい。

この日は都心に台風18号が襲いかかる。

そんな事に俺は動じない。

電車も千鳥足ながら動いている。

新宿から北西に向かう途中、意味も無くその駅へ降りた。

こんな嵐の日に何が見つかると言うのか？

何も無くていいのさ！！

ただ歩きたいだけで十分だろ？

細い駅員すらいない改札はローカル度を増加させる！！

そこから飛び出て、何かを探しに行こうではないか！！

志度拓哉のブラリ街！！

今日は西武新宿線下落合駅を彷徨うぜ！！

個人的に昔、この沿線に在住していた事があったがその時は素通りしていた。

高田馬場の次の駅ながら何も無さそうな気がしたからに過ぎないが・・・。

月日は流れこうして自由に歩いてみるのも悪くない気がしたからだ。

改札を出ても殆どの店は営業している様子はない。たまたま台風だからか？

そんな事はどうでも良い！！

駅前にポツリポツリ存在する商店がローカル加減を増して良い。

丸升書店？地元の駅にはこういう個人商店と思われる本屋と文具屋が存在するものだ！

大手書店に行けば在庫は溢れている。それで無くともアマゾン等で殆どの文庫は揃うであろうが何故かこう言う書店を見ると安心する俺が居る。

駅前を出るとすぐに川が流れている。

妙正寺川！！

意味も無く川はノスタルジーな記憶をフラッシュバックさせる。

珈琲山ゆり

何かいいね！！純喫茶レストランみたいな感じか？

こう言う喫茶店も昔はどの駅前にも存在した。

ピラフにサンドにしょうが焼きにナポリタン！

普通の味がまた旨いんだよな！！

ってシャッター閉まってるじゃないか！！

踏み切りを渡り逆方面へ進めば！

山川米店の販売機！！

コシヒカリ千円ポッキリ！！

場末のキャバレーみたいでいいな！！

こう言う販売機が存在してる事が意味も無く嬉しくさせる。

普段、バイクに乗るせいか、大雨程度では傘を差さない自分であるが、

今日は特別の豪雨の為、傘を持参。傘を差していても濡れネズミになる俺であるが・・・。

住宅地もこの辺りは独自な空気感が存在する。

昭和の面影の下町でもなければ、横浜や筑波辺りのニュータウンでも無い。

ましてや成城等の高級住宅街でも無いし、オフィス街でも無い！！

一体何なのか？

更に歩いてみよう！！

こう言う木造アパートも幾つか残っている。

そうか、早稲田大学に徒歩圏内であるし、新宿にも電車で10分とかからない！

立地条件もいいし！下宿街にも近い感覚だ！！

この近郊である椎名町や東中野、中井等と空気感が近いとここで感じる。

通勤、通学に便利であるし、そんなゴミゴミしていない感じがいいな！！

余談だが下落合と聞くとこの映画を連想する。

下落合焼とりムービー！！

企画は赤塚不二夫先生で監督は山本晋也、主演はタモリに所に竜童！！

赤塚先生がただ、騒いで飲んでるだけの映画があってもいいじゃないか！！

と適当に作った本当に適当なＢ級映画！

キャストも普段から飲み歩いてる連中をそのまま連れて来ただけと言う！

まったくふざけた映画である！！

これでいいのか？

（これでいいのだ）

と返されそうな一本である！！

そんな事を考えていたらやけに焼き鳥で昼から一杯やらかしたい気分になった！！

台風の中、昼間から焼き鳥で一杯！！

これぞ、滅多にない場面だ！！

焼き鳥屋を探すか？旨いぞ！！

焼き鳥屋を探すもあるのは公園ばかり！！

しかも閉鎖中？？

唯のバイクと自転車の乗り入れ禁止のためにゲートを張っているだけでないか・・・・・

しかも落書きは（アル中）

ほっとけ！！ただ昼間から焼き鳥で一杯飲もうとしてるだけだろ？

しかももうズブ濡れ状態！！

アル中はＯＫでも濡れネズミは出入り禁止の酒場があるのは知ってるか？

（俺は知らないが）

おっと公園の傍に昔ながらの駄菓子店が存在！！

いいね！！

目的が変わってきそうだ！！

子供のオアシスだったな！

いや早まるな！！焼き鳥だろ！炭で焼いたオンリーワンの焼き鳥と冷えたビールが待ってるから！！

そして少し歩くと、小滝橋に辿り着いた！！

神田川！！いいね。

二年前程にも神田川のこの辺りをブラリ特集した記憶があるがその時も

大雨だった記憶が蘇る。

俺の神田川は、かぐや姫でも南こうせつでも御茶ノ水でもない！

雨だ！！それも大雨の神田川だ！！

若かったあの頃、何も怖くなかった・・・・・

ただ台風の中で焼き鳥屋を探してる自分が怖いだけ。

でも川の流れは激しくても川はいいものだ！！

もうカメラのレンズすら大雨で写真すらろくに写らなくなって来た！！

しかもこの道を進むと再び、下落合の駅に舞い戻ったのである・・・・・・。

焼き鳥！！？ない。ない。でもいいや！！かなり自分なりに楽しめたから！！

さて、濡れネズミも駅で乾燥ネズミへとチェンジしたから

これから高田馬場か新宿にでも出て、昼間から焼き鳥で一杯行こうか！！

（だったら最初から新宿か馬場でブラリ街やれよ）

激しい嵐も上がった！！

何て事ない台風であった！！

そして神田川に下宿町！！

一昔前にタイムスリップした様な経験が出来た！！

（本当に楽しかった）

今日のナンバー！ベタだが俺の大好きなバンドです。

新宿のアルタ前ゲリラバージョンで行こうぜ！！

もちろんＴＨＥ　ＭＯＤＳで激しい雨が

森ヤンなんてカッコエエんや！！最高！！

焼き鳥なんか辞めてＭＯＤＳに繰り出すか！！

パントマイム - ARB

いつの時代も軽いステップでチャーリーみたいに

パントマイムを演じていたい！！

道化師達が踊る時、狂ったビートで弾けよう。

いつまでそんな事、続けるんだ？

人としての感情がある以上は永遠にだ。

運河に浮かぶ船を見つめていた。

これに乗るって訳ではないが悪くない感じだ。

そんな昼下がりは鼻歌でも歌おう！！

イカレタパンクロックブルースでも！！

墨田川より東に向かえば運河が幾つも存在する。

江戸時代はこの運河を使い、江戸城や都会の中心部に木材や必需品を

運んだらしい。

便利過ぎる今の世の中！

贅沢にも不自由なく素晴らしいが・・・・

時に頭の中まで錆びちまう。

都心と呼ばれる街からほんの少し逸れた街に今日は来ていた。

車も高層マンションも多く目につく。

この辺りは大通りがたくさん存在し、どの通りを走っているのか時々、我を忘れる錯覚に墜ちる。

例えば、三つ目の通りだから三ツ目通り、四つ目だから四ツ目通り・・・・・

その中に明治通りなんか有名な通りに出たり・・・・・

大通りだらけの街！！

これが都会の仕組みなのかも知れない！！

志度拓哉のブラリ街！！

今日もあまり関東人は愚か、東京人でも目につかない、街を行こう！！

都営新宿線、墨田区の菊川に足を運んだ！！

近隣を走る東西線や総武線は有名な駅ばかりで固められてるが

やや地味な存在の都営新宿線！

でもアクサスは便利で新宿や京王線方面まで直通ですぐに行けてしまう

とても暮らし安い環境だと思う。

駅前には赤札堂やオオゼキと言った安スーパーなんかも存在し移住するのも

困難は無いであろう。

都心近くと言う事で家賃等は割高だが環境で左右するか？

でも近隣にはお相撲で有名な両国や江戸情緒溢れる深川が存在するが

この辺りはやはり知名度もやや地味な感じはする。

そこがまた逆に何かに出会える予感を誘うのだが！！

駅前から少し路地を入れば、レトロな風貌も健在である！！

バラックのような建物も存在する。

江東区よりの為、向島とかより垢抜けた印象があったが

この辺りはいいな！！

何も無い場末のピエロみたいな笑いが飛び出そうな路地だ。

俺は芸も出来ない腹ペコピエロ（ただ腹が減ってきたから適当な発言してない？）

古い建物は廃墟となり新しいビルが出来る！！

少子化というのに良くビルは昔から増えるもだ！！

昔なにも無かった街が数年の時を得て足を運んだら

面影すら残っていなかったという事は無いか？

しかしこの駅ですら地方の人には想像出来ない程、人がいる。

近くに錦糸町があるからか？

余談だが乗客が一番多い駅って何処？

そんな質問をされて、本能でニューヨークかロスって答えてしまった事があるが

その答えは圧倒的に新宿であり、日本が他国を圧倒してるのはご存知？

これが全世界の乗客数駅のデーターである。

日本の順位でない、あくまでも世界だ。

1新宿（東京）
2渋谷（東京）
3池袋（東京）
4梅田（大阪）
5横浜（神奈川県）
6北千住（東京）
7名古屋（愛知県）
8東京（東京）
9品川（東京）
10高田馬場（東京）
11難波（大阪）
12新橋（東京）
13天王寺（大阪）
14秋葉原（東京）
15京都（京都）
16三宮（神戸）
17大宮（埼玉県）
18有楽町・日比谷（東京）
19西船橋（千葉県）
20目黒（東京）
21大門・浜松町（東京）
22上野（東京）
23押上（東京）
24パリノール（パリ、フランス）
25台北駅（台北、台湾）

24位にようやく他国のパリが入る！

三宮や西船橋でさえニューヨークや上海、ロンドンより人が集まる

というから、何処を歩いていても暑いわけだ。

（この日は最高気温29度だったからかも知れないが）

この辺りも久々に足を運んだが綺麗なマンションが多く！

大都会、東京は未知だなと改めて思うのである！！

それでも運河などを見ると本当に気分が安らぐ！！

大都会に生きる人はそれだけで強いなんて思う！！

いいなここから海に飛び出したいな！！

いつもの悪いくせだ！！

歩き過ぎたら腹が減った！！

この辺りも何か変わった店があるかも知れない！！

昭和の食堂みたいな飾らない旨さに出会いたい！！

菊川駅を南に深川方面へ。

なんかいい感じの店を発見！！

渋いなこの風貌！！

実用洋食、七福！！

洋食こそまさに実用品ではないか？

食ってもシンプルで飽きは来ない！！

いいね！！こういう合羽橋に売ってそうな洋食のレイアウト！！

まさに大人も子供も年配者にも馴染みで嬉しさを増すであろう？

さて食うか！！みたいな気分にならないか？

よし当然ここで決まりだ！！

中に入ると馴染みのメニューのオンパレードだ！！

洋食の定番、フライにカラアゲ、ハンバーグ！！

チャーハンにオムライス、カレー！！

ラーメンにカツ丼

まさに食のホームセンターだ！！

実用品ばかりが取り揃う！！

客も近所のサラリーマンや昼間から飲むオッサンと交差している様がいいな！！

俺は夢見るパントマイム！！皆は休息のオアシスタイム！！

迷ったあげく、妥当に七福ランチの盛り合わせをチョイス！！

7分ほどで登場！！

ライスもパンチがあるが、やはりこの盛りたくさんのオカズ！！

煮込みハンバーグ風のメンチボール！！味が染みて旨い！！

肉天！！やわらかくパンチ力あり！！

こいつはまた近くに来たら無制限に食してみたいな！！

定番のエビフライはさくさく！！マカロニとサラダもｇｏｏｄ！！

ガキの頃の褒美のお子様ランチも大人バージョンだ！！

これは旨い！！

まさに七人の福の神からまかないを頂いた感じだ（何のこっちゃ）

実用洋食　七福

〒135-0021 東京都江東区白河３丁目９－１３
03-3641-9312

良く歩き、良く食う！！

こいつがシンプルで健全な証か知れないな！！

運河やマンションに囲まれた街！菊川！！

色んな発見が出来てよかったな！！

東京の街はいつでも風だらけだな！！

そんな風に動じないタフさを贈ります！！

ＡＲＢでＴＯＫＹＯ　ＣＩＴＹは風だらけ！！

タフにそして強く、何事にも動じないハートで行こうぜ！！Ｒ＆Ｒ

SA / THE LAST RIGHT

Ｈello　ビートに狂いながら元気でいるかい？

バーボンラッパ飲みしてそのままひっくり返ってないか？

悪口も人の目も気にせず、真っ直ぐに生きているかい？

損得勘定でいつも得ばかり選んでないか？

どうでもいいな！！そんな事は！！

自由にやればいい！！

当然だが！！

いやデカイ蟹だ！！こいつを一気に食うのが俺のマイブーム

（どんなブームじゃ）

そして軍鶏一匹購入してそいつにもち米入れて煮込んだサムゲタン！！

こいつはパンチがあって最高だ。

食えるうちが華でありパワーの証である。

だが年齢と言うのはいつしか思い通りに行かないといく事を

この頃、リアルに知らされるのである。

最近、友人に佐山サトル（初代タイガーマスク）と似て来たなんて言われ

（体系が主に）これはまずいとランニングを始める！！

筋トレ程度では歯が立たなくなる今日この頃。

5年前はあまりこんな事なかった気がするが。

そういえば

5年前って何してた？

突然そんなことひらめいたら、今日が丁度このブログも五周年に突入した！！

五年？赤ん坊が五歳になったのか？

不定期更新ながら2001年頃にＨＰでブログを始めて、

ヤフーに移り5年！！

もう13年も適当な事を書いてるんだな。

これからも適当三昧をぶちまける事にするよ。

昔の記事を読み返す事なんてないけど、

あの震災や交通事故、職質から無駄な事まで

いろんな事に遭遇した五年間だったと思う。

そして時にこういう記録で残されることはいいと思う。

想い出は心の中にしまえ？

ＮＯ！！形に残すほうが俺は好きだな。

でも赤ラークに当時から持参してる携帯（ガラケー）とか

殆ど何も変わってはいないんだけど（笑）

今日も静かにバーボン転がし、泳ぐだけであろう・・・・

またこんな感じで緩くディープに書いて行くのだと思う。

自由にやろうぜ！！自由にさ！！

おまけ

極悪コンビがかつて俺の周りをうろうろしていた。

本当に世間とはかけ離れたアウトローたち！！

二人はどんな時も一緒にいて二人同じ墓に入るのが夢と語る。

メシも飲みも糞も寝るも歩くのも（風呂は二人とも入らないから風呂以外）いつも二人の極悪コンビである。

またまた登場の極悪アッキー！！

ボブマーレイより長いドレッド頭は勿論、風呂嫌いな奴の天然記念物。

割り箸一丁でドラムを叩き、暴れ北千住界隈の飲み屋は殆ど出入り禁止。

生涯の半数は病院かブタ箱で過ごすリアルアウトロー！！

その相棒　故濃厚バンデラス！！

そのアッキーでさえ一歩も及ばないと発言するほどのクレイジーアウトロー！！

アロンアルファー5本使い髪をモヒカンにしてどんな時も崩さない男！！

主食は町中を歩く虫にストレートの焼酎で5年間凌いだ男。

カバンの類は一切持参することは無く常に日本刀を持ち歩くリアル男。

いや、映画でもリアルでもやはりこういう男達を観るのが刺激となるのである！！

今日のナンバー！！俺が勝手にテーマソングにして20年

ストリートビーツで約束できない！！

ホンモノのかっこよさだな！！明日のことなんて約束できんのんじゃ！！

阿蘇品青　"ムーンシャイン"

「おい、そこのお前だよ、何か文句あるのか？」

90年代、その男とはこんな出会いだったのを憶えている。

ナイフの様な鋭い目つき、世間からかけ離れた仕草、何もかもに反抗した態度。

高円寺のショーボートだったか？地下のライブハウスでその男は俺の背後に立つ。

むやみに喧嘩をふっかけたのは俺の方だった。

20歳を少し過ぎた位の血気盛んな男、イカにも喧嘩屋のオーラが漂うその男。

だがそいつは俺の思い違いだった事にすぐに気がつく。

孤高な野良犬という表現の方が当てはまったのかも知れない。

「お前、酒飲めるのか？」

「はい」

打ち上げでグラス並みまで注がれたバーボンで乾杯したのを憶えている。

「僕は世間が嫌いなんです。人が嫌いなんです・・・・・・」

その男なりの不器用な表現だったと理解した。

それが阿蘇品青（セイ）との始めての出会いだった。

俺もまだ20代で気に入らない奴には誰構わず喧嘩を吹っかけてた頃だった。

こういう出会い程、後につながるケースが多いのは確かだ。

まだ、新宿辺りで酒を飲んでは暴れていた頃のＳＩＯＮを彷彿させる男。

街に出ては大量な酒を飲み暴れ、ガキの頃から片手が不自由で、旨く学校には馴染めず、世間から横道にはみ出てしまったセイ。

だがそんなセイを救ったのはパンクロックでありそしてブルース！！

自分の生い立ちと似たＳＩＯＮの12号室を聴いてから、精力的なライブ活動を始める。

ある一定の生き様をしてる人にしか理解されなくてもいい。

ＴＶから流れる流行の音楽はただの俗物だ。

空っぽのまますぐに埋もれるモンキービジネスだ！！

だがセイは歌どころかギターすらろくに握れない。

ライブハウスで出鱈目のチューニングギターで弦は切れ、指は血だらけになり、

音程の外れた歌をがなり立てる！！

ロックと言うのはこういうものだろ？

旨く形成されたブルースロックやハードロックはいらない。

これぞ、ロックだろ？

10代の頃、新宿のオンボロ小屋で見たジョニーサンダースを彷彿させた！！

俺が観たジョニーサンダースは

サーカス小屋のピエロより無様なステージであった。

チューニングが狂ったギターで転げ周り、地面を這いつくばる。

薬物かアルコールに完全イカレちまい・・・。

無様とはカッコイイものの事を言うのは知っているか？

安全な場所に逃げ回るお前らには無縁な事か？

セイのブルースはそんなジョニーサンダースを彷彿させる。

勉強もスポーツも、まるで興味が無い、だがブルースがあればいい！！

ＴＶも世間も流行りも眼中ない、ただ歌えればいい！！

小さなライブ小屋で泥酔になりながらブルースを叫べばいい！！

セイはそんな感じでライブ小屋を廻る。

渋谷や下北沢の町を千鳥足になるまでバーボンを飲み干し、

歩いたな！！

周りにいるサラリーマンはおろか、バンドマンやチンピラさえも近寄らないくらい！！

通報されるくらいぶっ放すのがいい！！

乾いた町並みなら尚更だ！！

奴はいつも寡黙だ。

余計な事を話す必要もないさ！！

それは歌で表現出来るから！！

世間からはぐれたおかげでいいものを貰った！！

それは人を愛する気持ちと世間に流されず生きれる強さだ！！

そしてオンボロギターでまた世間に痛恨のデリンジャーをぶちかましてくれ！！

http://seiasosina.blogspot.jp/

阿蘇品青

おんぼろギターの独り言。

今日のナンバー！！

阿蘇品青で心配しないで

物心ついた時から、人は生き方というのは決まっているのかも知れない。

それからは自分次第で何処までも飛べるであろう。

「箒川を渡って」踊ろうマチルダ

何処までも続く商店街は、

終わりなき夢みたいに・・・・

幻想の世界へと俺を導くのである。

東急池上線。

五反田から蒲田まで走るこの辺りの特有のローカル路線である。

ローカルと言っても品川区や大田区等、高級な住宅街の中の

ローカル（ややこしい）路線である。

京浜東北線や山手線と言う所謂、ＪＲ路線を結ぶローカル路線がこの周囲は数本存在するのである。

その中に（銀座）ブランドを名乗る駅が存在する事は知っているか？

勿論、数寄屋橋等があるあの豪華な銀座でもなきゃ、

無数のおかずを売り物にしている砂町銀座でも無い。

1.3キロメートルに渡る日本一長い商店街とされているこの商店街。

（実際は大阪の天神橋筋商店街が日本一）

でも本当に直線でこんな長い商店街はあまり見ない様な気がする。

そう駅を降りたら何処も彼処も商店街！！

右も左も商店街！！

スーパーや百貨店はそのビルに入ればすべて用を足せる。

だがそれではいつも同じものばかり見えて来る。

こういう路面で固められた商店街で買い物するのが俺は好きだ！！

志度拓哉のブラリ街！！

今日はそんな長い商店街！！

品川区の戸越銀座に来ていた！！

個人的には本当に久々にこの地に足を運んだ！！

でも商店街に来るとワクワクしないか？

商店街を一歩外れたら、狭い路地！！

俺は根暗なのか？大通りより、車一台、苦戦しながら通るような

バックストリートが好きだからテンション高め（単純な奴め）

いいな！！路地を抜けたら表にはたくさんの店が広がる筈！！

おっと商店街に入る車は玉子屋、弁当。

大田区や品川区に来れば必ずこの弁当屋の車と遭遇する。

この地域の住民で知らない奴は無だろ？

それに唯一、大型チェーンで俺がひいきにしてる餃子の王将だ！！

待てよ、王将なんて今、食ったらもうブラリ街、終わってしまうぞ・・・・

お好み焼き屋にモツ焼き屋！！

いいな！！商店街はロマンが溢れているな！！

流石に大手商店街だけあって、チェーン店がやたら目立つが

この辺りに住めば何も不自由しないであろう。

現に昔、住む街の候補にした事もあった位だ。

例えば、原宿ならファッション、巣鴨、柴又なら団子や和菓子、

立石なら安酒、馬喰町なら問屋、中野ならサブカルチャーと

商店街も色んなカラーの売りがあると思うが、

ここは生活の場が中心だ！！

総合生活の商店街かも知れない！！

トレジャーファクトリーや古着なんかも充実している。

俺は古着漁りが趣味みたいな所があるから突入して見た！！

丁度、冬にかけてミリタリージャケットが欲しかった。

リアルマッコイズ、バズリクソンズ！！

いいね！！

掘り出し物がたくさんあり、充実している。

渋谷や代官山の古着は充実してるが値が張るので

こういう所で掘り出しものと出会うのもいいかも知れない！！

ReCloth戸越銀座店

住所東京都品川区平塚1-5-9 増田ビル半地下1階・中2階

電話 03-6426-2352 営業時間 11 00～21 00

旨そうなパン屋や惣菜の店なんかも存在し、

この商店街だけですべてのものが揃う気がするな！！

リサイクルショップもあり家電や日用品もここで揃う。

しかし本当に一本道、歩いても、歩いても店ばかりだ！！

当然、知らない間に時間はワープする。

プラモデルの店　マスダヤ！！

小学生の頃は何よりコイツが好きで、

飛行機を作ったりした。

それがだんだんガンダムやマクロスになり、仕舞いには旧型バイクのプラモデルまで作ったりした。

男ならそれ分かるだろ？

商店街や町には必ず、シンボルのキャラクターがいないか？

お台場のガンダム、亀有の両津、調布の鬼太郎、柴又の寅次郎、阿佐ヶ谷の堀ヨシオ、祖師谷のウルトラマン、桜新町のサザエさん！！

でこの商店街は？？？

さっきから色んな店でこのドラ猫らしきキャラを見かけるが、

これが戸越のシンボル、ドラヤンだ！！（まんまの名前だな）

眼鏡店には眼鏡ドラヤン！！

いいぞ！！ドラヤン！！

ってドラヤンとは俺が勝手に名前を決めただけだ。

本当の名前は戸越銀次郎というらしい！！

いいね！！銀次郎！！ワイが十一の難波の萬田銀次郎でおま！！

一応、この銀次郎ドラヤン、プロフィールもある。

2004年8月29日 - 戸越銀座商店街、商店街デビュー。
ニックネーム：ギンちゃん
誕生日：ノラ猫なのでわからない。年齢不詳（うっかりしてて、数えたことがなかった）
特技：お買い物
趣味：お散歩・懐メロ
種別：ノラ猫（ほ乳類ネコ目ネコ科　学名：ホシネコ）
性別：男の子
性格：明るく元気
住所：戸越銀座商店街
職業：家事手伝い

コラ！！何が家事手伝いや！！ちゃんと働けドラヤン！！

って商店街の東部にある戸越銀座のお休み処でちゃんとドラヤンは迎えてくれた！！

いらっしゃいだわゴロニャーゴ！！！

立派にドラヤンは働いてるじゃないか！！

偉いぞ！！ニートども！！体調が悪いのを人のせいにせず、

しっかり見習え！！

勿論、中は無償。

座布団からＴＶまで用意されていて！これは最高だな！！

足立区あたりにこんなもの作ったらアル中のたまり場になるぞ！！

流石は戸越！！そんな輩は一人もいやしない

（しいて言えば一番俺が迷惑な客かも）

1923年、関東大震災で崩れた、中央区の本場の銀座の瓦礫を運んで

ここに埋めて、商店街を作ったらしい！！

あの銀座に取ってつけて、無理やり、銀座を名乗ってたと思っていたが

無関係でなかったのだ。

戸越銀座！！君も立派な銀座の仲間入りだ！！

色んな店が活気良く営業している！

これぞ日本の商店街！！

素晴らしい！！

そして今宵は戸越銀座で仕入れた食材を堪能だ！！

霜降り鯨ベーコンにトロサーモンのあぶり！！

旨いな！！日本酒に合うぜ！！

そして今の時期は鍋が最高！！

タコシャブだ！！

旨いな！！素材が良いならシンプルが一番だろ？

そこに良き和が存在する。

いや！！やはり歩いて見て、仕入れる！！

これぞＪＡＰＡＮ流の本来の日常だろ？

今日のナンバー！！日本一のロックシンガーでパンクロッカーをお見舞いしてやるぜ！！

若き日の甲本ヒロトのコーツで

Oh Destination

ブルーハーツにしびれた14歳の夏が蘇る。

最高だ！！ジョンライドンよりジョーストラマーより

シャウトしてるな！！

THE 4-SKINS - A.C.A.B.

ＳＫＩＮＳ

スキンズと言えば皆は何を連想する？

スキンズ？つまり丸ボウズの人達！！

まったくストレートに例えればスキンヘッド達。

我が国では坊主頭はヤクザでありお寺の坊さんでありマルコメ味噌として定着しているのか？

修行僧と言うイメージを持つ人もいると思う。

クローズの鳳仙学園、スキンズ（坊主達）が集まれば恐ろしい。

幹部以外は皆、坊主と言う厳しい掟が存在する。

日本の刑務所でも皆、強制坊主となるのである。

坊主と言うのは修羅の道なのか？

それでは海外ではどんな扱いを受けているのか？

坊主頭で右翼思想を持つ集団とか、

70年代のロンドンではパンクと対立したハゲ集団とか、

ベルリンの壁を崩壊させたネオナチス集団とか、

ＳＫＡを好みロンズレールやフレットペリーを、着込みドクターマーチンにＭＡ－1スタイルのお洒落な人とか、Ｏiパンクとか色んなイメージがあると思う。

海外ではその歴史は古く、1960年代半のイギリスで誕生する。

労働者階級の庶民の主張であり、モッズ族同様、

ファッションや生き方のＰＲであり、反抗精神であったのだ。

日本人に例えるとヤンキーであったり、暴走族であったりするかも知れないが、

もともとはレゲエやＳＫＡ等を好み、パンクが生まれる前から

そのスタイルは確立されていたのである。

70年代に入り、イギリスでパンクムーブメントが始まり、ＳＥＸ　ＰＩＳＴＯＬＳやＣＬＡＳＨの影響で街中にパンクスと呼ばれる集団が溢れ出す。

彼達は左翼思想、つまり国に対しての不満を音楽とファッションでアピールするのである。

アナーキズム、無政府主義者。政治や世の中の不満をさらけ出したパンクに対して

同じ労働者階級であるスキンズ達は仕事に執念を燃やし、

我が国を愛するが故に愛国思想に走る者が多く見られるのだが・・・・。

そんな思想の違いから似たもの同士の二代勢力は対立するのである。

考えてみればモヒカンやウニ頭と、丸坊主とは表現的に真逆である。

それは映画（さらば青春の光）などでも描かれたロッカーズとモッズの抗争にも共通する。

日本にはそんなムーブメント以前にパンクとスキンスが対立する映画が存在したのはご存知か？

パンク映画やＢ級映画、マニアックな映画ではない、日本文化に誇るあの寅さんこと（男はつらいよ）である。

自由主義者で無政府な風来坊

主人公の車寅次郎（寅さん）に対して

中小企業の下級労働者の桂梅太郎（タコ社長）

は顔を合わすなり喧嘩になり、互いの主張のぶつかり合いになるのである。

このタコ社長の風貌はまさにスキンスであり、Ｏiパンクの象徴である。

この作業着なんてまさにスキンズだろ？

以前、これと同じジャケットをワークマンで特注したが、

「その様な品はありません」

と冷たく断られたほど、イカしたジャケットである。

本気で購入したいな！このワーキングジャケット！！

ヤフオク、アマゾン、松竹の撮影所まで探したが見つからない。

実際、ドイツでは男はつらいよを見て、本気でパンクとスキンズの対立の映画だと

言う人も数多く存在する。

形より中身で見る人にはすぐに理解出来るはずである。

男はチャラチャラせずに黙って坊主頭にＭＡ－1（フライトＪＫ）

作業用のブーツにサスペンダー！ボクサーも愛するロンズデールで決まりだろ？

と言わんばかりに、彼達は熱く訴えた！！

それがいつしかＯiパンクと言う一つの音楽ジャンルにまで発展するのである。

ＳＫＡやＭＯＤＳ同様、サブカルチャーの間では音楽でありファッションとして確立するのである。

乾いたメッセージのパンクに対して暑い熱いメッセージを投げかけるのも特徴であり

男らしさであろのだ。

音的にはハードなパンクにオイオイ！！等と叫ぶのが定番である。

日本にもその要素を含むバンドは存在した。

80年代ハードコアバンドとして確立したコブラは90年代に入り、お茶の間やゴールデンタイムにＯiとスキンズをメディアに広めたのである。

イースタンユース！このハゲも日本のスキンズの代表格であろう。

とにかく、描く詩はほぼ日本語でまさに純文学の世界！

愛国精神というのがスキンズの根っこだと俺は思う！！

日本人が無理に洋楽ぶって英語の歌詞を歌うより余程、

日本の良さを表現していると思う！

さすが、ハゲ吉野！ツラからして最高なスキンズだ。

元々はＳＫＡなどを愛する純粋な人達が世間の矛盾に耐え切れず始めた、

真っ直ぐな主張だと個人的に感じるのである。

黙って生きてればトラブルに巻き込まれる事は無いが、

そんな人生、面白くないだろ？

今日のナンバー！！

喧嘩が絶えない、パンクとスキンズに対して両立の立場で

「お前ら喧嘩はするな！お前達が協力しあえば何でも出来る」

と二代勢力を一つにまとめた曲がある！！

もちろん、ＳＨＡＭ69でIf the kids were

ジミーパーシーはイラン人か？でも渋いな！！

Green Day - Basket Case (Live)

片隅は俺の日曜日だ。

自由に時を刻めるから。

表通りに飛び出した時、戦いの銃声が鳴り響く！

そこからスタートだ！！

空が青く見える時はいつだって街は灰色に見える。

グレーが反射して青い空を写し出す。

あとは気分次第で自分のカラーを塗ればいいだけの話だ。

凝りもせずに片隅を歩いた。

平日の片隅は静かでいい。

皆、ビルの中に閉じこもってるからか？

今日も楽しい事に出会える筈だから！！

行きあたりばったりに街を歩こう！！

志度拓哉のブラリ街

今日はそんな気分で埼京線の板橋駅を降りたのは

まだ午前中の静かな時間であった。

埼京線、文字通り、埼玉から東京を横断する混雑路線。

チカンが日本一出没するなんて逸話もあるが

この時間はやけに穏やかであった。

池袋から僅かな距離ながらこの感じがいい。

雑踏でもなきゃ、歓楽街でもない。この辺りを過ぎたところからもう東京の北であり

埼玉は目前な感じがする。

みんなで追放、暴力団、拳銃、薬物！

真剣に立てたのであろうが、やけにアウトローな看板だな。

最近、あまりこう言う看板は見かけなくなった気がする。

それとも俺の視野に入らずスルーしているだけなのか？

隣の十条あたりと似たＪＲの小さなロータリー感がいいな。

単線と似た踏み切り音も聞こえてきたり。

ここは板橋区と北区と豊島区が丁度、交差する場所でもある。

だから何だ？

いっぺんに色んな区の良さが楽しめるではないか！！

手入れがまったくされていない雑草の先に駅のホームが見える。

この駅を過ぎたら一気に、池袋、新宿、渋谷と辿り着くのだから

便利な場所だ。

家賃もそこそこで、若い人も結構住んでいる。

東洋不動産？

昔は良く見た個人経営の不動産か？

何故かパンチパーマかけたオッサンが店主だったりしたが

今は殆ど不動産も大手が牛耳ってるな。

掘り出し物件なんかもあったりするかも。

路地裏にはスナックカジノ！！

ここで夜な夜なカジノパーティーが開かれてるのは知ってる？

嘘だけどね。

古いスナックや酒場がまだ残っていてチェーン店の波にまださらわれていない感じがいいな！！

いつまでも板橋はこのままで存在して欲しい。

まだ、店主達は眠っているのか？

ぴくりとも動かない店たち。

さすがにこういう店はランチなんてやっていないだろうな？

この辺りは細い道幅に飲み屋やメシ屋や美容室なんかがあり、

風情が凄く良い。

大学いも、合格屋！！！

なんて素晴らしい店名なんだ！！

これは歌丸でなくとも座布団三枚は用意するんじゃないか？

円楽だと座布団、みな持ってけ！

なんて冷たく引き離すのだろうが。

もうじき昼時だな？

やけに腹が減って来たぞ！！

何か旨いもの食いたくないか？

そういえば昔、この辺りで芝居の稽古をやっていて良く通った

トンカツ屋が存在する。

そこに決まりだな！！

そうそうとんかつ　フライの店、榎本だ！

ここのカツはサクサク、ジューシーで旨いんだ！！

久々に食うか！！

？？？

「申し訳ございません、10月17日より、一ヶ月程お休みいたします」

なに！！またこのオチか？

それも何で一ヶ月程なんだ？

人にも事情があるように店にも事情があるのだろうな。

仕方ない、ランチピッコロに行くか！！

ここもパンチがあり旨いんだよな。

ってかなりの満席だ。

そりゃないぜピッコロ台魔王！！

悪魔に魂をまたしても売ったのか？

俺は並ぶのが嫌いだから次に行こう！！

次は（孤独なグルメ）の井の頭五郎も足を運んだ店！！

って今日はやっていないじゃないか！！

ゴロー！！そりゃ無いぜ！！

あまりＴＶを見ない俺がひいきにしてるドラマなのに・・・・・

二階にあるブラジル料理に決まりだな！！

何だ、この階段？壊れてるじゃないか。

シャッターが閉じてたり、階段が壊れてたり・・・・

このままチェーン店で終わりなんて妥協は許さない！！

魚がし寿司？

これは旨そうだ！！

やはり日本人は寿司だろ？

そういうモードになって来た。

この店構えは渋い！

中は見えないがここで決まりだ！！

歩いて良かった！！

ガラガラガラ・・・・（トビラを開ける音）

ヘイ！らっしゃい！！

なかなかの繁盛だ。

目の前でベテランの板前が新鮮なネタを握ってくれる！！

カッパ巻きにエンガワだ！！

旨い！！空っぽの胃に優しい旨さが広がる！！

玉子にイクラ！！

そして海老の味噌汁！！

旨いな！！彷徨ったのがこれでチャラだ！！

サーモン、タコ、アジ、ホタテ！！

まさに江戸前がここにある！！

マグロ赤身とトロなんてどうだ！！

コハダも旨い！！

車エビは最高だな！！

寿司屋は廻ったらイカンと久々に感じた！！

何故か透明な水が御銚子にそそがれてやって来た！！

何これ？いいな！！飲んでしまえ！！

最高！！

これぞ昼間の遊園地（まんま）だろ？

魚がし寿司

〒173-0004 東京都板橋区板橋１丁目１２−７
03-3961-1238

外はまだ、バリバリ昼！！
贅沢な休日を過ごそうぜ！！
Ｒ＆Ｒ！！

今日のナンバー、ゴキゲンにランシドの

Ruby Sohoで決まりだな！！

Ｒ＆Ｒ

少年は、ジョーを追いかけるピーターパンに変身する。

真っ白に燃え尽きて最後には灰だけが残る。

次の頁を開いた瞬間・・・・・・・・

人はいつしか大人になる。

親の有り難味の前に、勝手に自分で育ったものだと、錯覚しながら。

体だけが大きくなっても、頭の成長は悪化するばかりだ。

少年の頃に見た、あしたのジョーのラストがいつしか

現実の風に消されてしまいそうな時がやって来る。

そんな脳裏を横切りながら

新宿辺りのバーを連日の様に彷徨っていた頃。

当時、行き着けだった、飲み屋のカウンターにその日も腰をおろし

グラスを傾けていた。

職業不信の仙人みたいな髭のオヤジ、二丁目辺りから流れて来るオカマ、

片言の日本語で一方通行の会話をして来るブラジル人・・・・

そんな面々が集う風変わりな飲み屋であった。

オールドクロウを氷で転がし、飲み干すのがこの店での日課だ。

風変わりの店に来ると、自然と客同士が他愛の無い会話を始める。

この日は、カウンターの横にメガネをかけた地味な男が飲んでいる。

健全にも見えるし、不健康そうにも見えるがとにかく俺と同じ位良く飲む人だ。

日本酒の話と、秋田県の話をしたのを覚えている。

それから（あしたのジョー）の話になり盛り上がった。

ラストのジョーは真っ白に燃え尽きた・・・・・・

あしたのジョーのファンの間では、最後の矢吹丈がどうなったか？

がテーマである。

そのうち周りの常連もこの会話に紛れて来る。

まったく、男とはあしたのジョーが好きな生き物だ。

ホセにやられ燃え尽きて死んだ。

パンチドランカーになり、カーロスリベラとシャドーを打ち合い生きている。

おっちゃんの後を継ぎ、会長になった。

ホセに再戦を挑みチャンプになったとセンスの悪い回答をする輩もいた。

白木葉子と結婚して幸せな家庭を作っているかも。

仙人がそんな事を言ったから、メガネの男は過敏に反応した。

きっとあの物語には続きがあるんだ・・・

それは自分の想像で描けば良い。

ジョーのラストを見てその後、自分は何が残せるかだな・・・・・

メガネの男はそんな回答を残し店から消えて行った。

まったくその通りだ。

されど、漫画本だがあしたのジョーを読んで、

実際にボクサーになったと言う人もいるし、

俳優やミュージシャンにもフリークは腐る程いる。

人の人生を左右させる物語だ。

「マスター、さっきのメガネの人何者？只者でない？」

「俺も良く知らないけど、漫画家の先生だよ」

「漫画家？エロ漫画かアングラ漫画？」

「あっサイン貰った事があったから」

マスターは色紙を見せる。

土田世紀

俺は一瞬で先程のメガネの人が漫画家、土田世紀と確信した。

たまたま、食堂で読んだ、（編集王）に泣かされ、未成年をここに来る前に読んだばかりの出来事だったからだ。

土田世紀の世界

世間を旨く渡る事の出来ない男達の哀愁歌であり、悲しみであり、熱さであり・・・・・

ちばてつやではなく、梶原一騎でもなく、ましては手塚治虫先生でも無く・・・

平成の渇いた時代のメッセージである。

現代の純文学であり、愚かな男の日常であるのだ。

矢沢永吉、松田優作、金子正次、萩原健一、勝新太郎・・・・・・

昭和を代表する偉大な男達の世界。

泥にまみれた男臭さを告いだ作品は、この世にそうは存在しない。

そんな題材を見事に、自分のカラーで表現した数少ない作家である。

ヒーローものではない、等身大の男達が道に迷いながらも生きる。

時には野垂れ死に、太陽の光すら昇らない。

そんなリアルな世界だから俺は一気に心を奪われていた。

その後、一気に土田世紀の作品を買い漁った。

俺節、同じ月を見ている。ギラギラ、夜回り先生・・・・・・・。

いつも男達は何かに、苦しんでいた。

得と言うものを選ぶ事が出来ず、自然に損という人生に足が向いても

誰よりも前向きに生きている。

癌で余命僅かな夫婦の愛の話。売れない演歌歌手の土周り、

中年サラリーマンがホストに返り咲き・・・・

テーマは常にシビアでリアルであった。

その後、土田先生と店で会う事はなかった・・・・・。

それから月日は流れ・・・・・

2012年4月24日肝硬変にて他界。

その死を、ボクサーであり熱い記事を連発する

ボクサーひこさんの記事で特報を知った。

後に土田世紀先生と交流のある別の漫画家に聞いた話だが、

外で会った時は素面の時を見た事が無い・・・・・

常に酒を常用していたから死を早めたのだと・・・・・・

アル中を否定するつもりは一切ない。

俺もアル中みたいなものだから。

肯定もする気はないが、されど人間。

禁欲にまみれた人生より、酒の力でも何でも良い。

こんな素晴らしい作品をたくさん残してくれたのだから。

ジョーのラストを見てその後、自分は何が残せるかだな・・・・・

文字通り、土田世紀は、燃え尽きた矢吹丈を見て、

センセーショナルな作品の数々をこの世に残したのである。

月日は流れても・・・・・

俺は矢吹丈を追うピーターパンである。

『秋刀魚の味』予告編

どうでもよいことは流行に従い、

重大なことは道徳に従い、

芸術のことは自分に従う。

青空のキャンパス（その例えがもう死語）

大学なんて、無縁の人生を生きて来たから

俺には無知の世界なんだ。

でも歴史のある、学校の中はレトロなテーマパークみたいで

心地良い時がある。

イカリを降ろせ！！

おっ！目の前に見えるのは海賊船か？

そうなりゃ俺の出番だ！！

来い海賊共！！

俺はパイレーツ　カリビアンだ！！

（映画見た事ないが）

・・・・・・・・・

って今は工事中じゃないか！！

海賊にも休息あり

と昔から言うが（誰がじゃ？）

俺がブラリ街する時は、工事中だったり、立替中だったり・・・・

フェアーじゃないね！！

これは東京海洋大学に設置された明治丸だ！！

勿論、重要文化財として残されているのだが、

今は修正工事中との事。

明治丸は明治政府が英国グラスゴーのネピア造船所に燈台業務用に発注し、

明治7年に竣工した鉄船だそうだ。

特別豪華船で明治天皇も良く乗った船と言われている。

明治８年、小笠原諸島の領有権問題が生じた際に、日本政府の調査団を乗せ英国船より早く小笠原に到達したことにより小笠原諸島領有の基礎を固める役割を果たしたと言う。

今の小笠原は明治丸が存在しなければ別の国になっていたのか。

東洋の美学！！

昔の船や車って国産はカッコ良かったな！！

古き良きものは必ず受け継がれると思ってます。

志度拓哉のブラリ街！！

今日は東京海洋大学からスタート！！

ＪＲ京葉線の越中島駅に来ていた。

京葉線とはＴＤＬや幕張メッセの観光客だらけの印象の路線である。

しかも、この越中島駅はＪＲなのに地下にホームが存在すると

言う、珍しい駅（他は隣の八丁堀や東京駅、新日本橋、馬喰町くらい？）

2013年度の1日平均乗車人員は4,569人と言う東京のＪＲ路線では

一番少ない。

いつも言うが、ワーストの方が俺には肌があったりするんだよな！！

だからと言って、貧乏な街とは逆で、東京駅にも二駅で行ける

と言う、便利なお屋敷町というイメージもある。

実際に歩いてみればどんな街か明白になるから！！

今日も、退屈を吹き飛ばそうぜ！

駅を出て海洋大学の通りは紅葉が見えて、

都会の紅葉の秋を感じている。

穏やかな風が吹き、汚れた心を吹き飛ばす様だ。

キンコン・・・カンコーン・・・・・・・・・

近くの中学校からはチャイムの音が聞こえて来て、

10代の校庭や屋上で授業をさぼった頃にフラッシュバックさせる。

ノスタルジックな幻想へ俺を導く・・・・。

豆腐屋が自転車に乗り、ラッパを吹いている。

ラッパパ！！らっぱぱ！！黄桜と豆腐で一杯やりたいな

（何のこっちゃ）

ラッパ、カッパの黄桜で日本酒！！

秋の空の下で食べる秋刀魚の味は格別だ！！

何故かこの街を歩くとそんな空想へと導かれる！！

水の町、江東区！！

この辺りから木場にかけてはたくさんの運河が流れて、

日本のベニスと言う別名を持つ。

だいたい、日本の○○と良く例えるが、

ここは紛れも無く、深川でベニスには無い伝統の良さがあるのである。

（ベニスは行った事ないけど）

屋形舟が運河を渡る！！

これぞ、古き良き日本だ！！

（ここで遊ばないでください）

と看板が張ってるので、ロマンに浸るのはこれ位にしよう。

この辺りは小さな橋がたくさんある。

カヌーで横断したい気分。

下に降りたら、小さな河だ（笑）

これではカヌーすら渡れない！！

小津橋！！

古き良き、巨匠の様な橋の名前でいいな！！

水面に反射するビルの色が、モノクロームに見えて！！

古き良き、映画のスクリーンの様で・・・・

古石場辺りに辿り着くと、大きなマンションの下に

図書館などが入った施設を見つけた。

ここで休憩するのも悪くない。

中に入ると一面

小津安二郎監督だ！！

言わずと知れた、黒澤明、溝口健二と並ぶ、世界の映画監督！！

黒澤が華なら溝口は雲！！小津は無！！

その無の監督のゆかりの地がここ東京深川である！！

二人の巨匠と異なるのは、

小津監督の作品はいつでもホームドラマであった。

笠智衆が親父で、原節子が娘・・・・

殺人や抗争が起こるわけでは無く、ただのんびりとフィルムの映像美が流れる。

その無の世界が俺は好きだ。

小津安二郎資料館の中には、実際に監督が愛用した展示品も

たくさん、飾ってある。

日本酒が好きだった様で、お猪口まで展示されている。

やはり、カッパ、ラッパの黄桜か？

衣装まで展示されている！！おお！！ボルサリーノだ！！

ボルサリーノこそ、笠智衆が東京物語で被っていた帽子でないか？

アランドロンやジャンポールベルモンド以上にボルサリーノが似合う父さんだ！！

パチーﾉ以上に渋い！！

寅さんの御膳様の印象が強いが、智衆父さんこそ、日本の平凡な父親像だと思う。

この土地に小津は誕生したが、10代の頃に一家で三重県松阪に転居し、

一年間、教員をやるが、映画監督になる為に再び、深川に舞い戻る！！

この地から当時の松竹撮影所があった蒲田まで通い

世界の巨匠にまで登るのである。

晩年、神奈川の鎌倉に転居するまで深川を愛し続けた監督！！

全部で54作の映画を残したのである！！

殆どの作品が当時の日本の家庭の日常を描いている。

まさに巨匠の得意分野は家庭であり、平坦に日常が流れる時間で

あったのだと思う。

寿司職人に無理してフレンチを作らすより、最高級の寿司を握ってもらった

方が良いだろ？

小津の世界に拳銃もアクションも侍もいらないのである。

勿論、ここは無料にて貴重な展示物を拝見出来るので

小津フリーク、映画フリーク、そして興味ない人こそ！！

体験するのも良いと思う。

小津安二郎紹介展示コーナー

古石場文化センター
〒135-0045 東京都江東区古石場2-13-2 TEL03-5620-0224 FAX03-5620-0258

そんな古き良き、深川の古石場、牡丹、越中島を今日は歩いた！！

門前仲町はここから僅かだから、これから

深川で一杯やらかすとするか・・・・・・・。

やはりラッパ、カッパの黄桜かな？

風に吹かれて / 吉幾三

今日は和の風に吹かれていたい。

明日になれば、洋の風に吹かれるかもしれないが・・・・・

都会のネオンがいつも目の前に存在した20歳の頃

この街には住みたくないなと感じた事がある。

ネオン・・・・盛り場・・・・

そんなものとは無縁な街だったからだ。

今になり、こうして風に吹かれてみたらきっと気分も変化しているであろう？

駅を出ると大きな環状七号線が存在する。

まさに環七フィーバーである！！

東京23区の外側に存在するこの大通りを

バイクでフルスロットルで駆け抜けた頃を思い出した！！

志度拓哉のブラリ街！！

新宿から都営に乗り東へ！！

千葉県の入る三個手前の駅に、一之江という街が存在する。

ローカル加減がいつになくいいな（笑）

あまり知られていない街を歩くからこそ、

何か発見できるかも知れない！！

久々に来たこの街には、飲食店ビルが増えていた！！

無に近い街だったがいつしか成長するものである！！

そんな江戸川区一之江を今日はＧＯ！！

土地、建物、財成！！

この辺りで見かけるこの不動産看板は

サンリオのケロケロ　ケロッピーにしか見えないのは俺だけか？

駅前も昔より、お洒落になったな！！

先ほども述べたが、人も成長する様に、

街も成長するものなんだな。

でも、脇にそれたら、路地裏は時が止まったかの様に

存在する。

このバックストリートの香りは健在である！！

いいな！！昭和にまたしても、タイムスリップだ！！

環七から交差する、今井街道という

ローカルな街道に足を運ぶと！！

こういう、サブカルチャーな本やＣＤが売られる店があるのだ！！

ここの駐車場は、学校の教室みたいになっている！！

懐かしいな！！

喫煙所まで完備されてるとは、昔の教室みたいだ！！

（俺の学校は実際、喫煙所が存在していた）

三年Ｂ組！！志度拓哉君！！

はいー！！起立！！礼！！着席！！

団体行動が苦手な俺はそんな規則はまったく覚えていなかった。

さらに今井街道を進むと、

アーケードの商店街に出た！！

いいね！！これぞ超ローカル商店街！！

将棋クラブ無料！！

小学生大カンゲイ！！

いいな！！ゲームばかりしてないで

たまには将棋でもやれよ！！！

結構はまるとやめられないんだよな！！

（通天閣生まれが語ると長くなるのでここで完）

この昭和から時が止まった感じがいいな！！

冒頭では人も街も成長するものと述べたが、

少し訂正したい気分になる！

良きものはいつまでも残しておくべきだろ？

人の純粋な気持ちも・・・・・・・

いつもの悪い癖が始まった！！

腹が減ったな！！

この食べログにさえ載らなそうな

やられた感じの中華がいいな！！

中華喜利来！！

いいな！！入ってみるか！！

今日の日替わりの酢豚定食！！

熱いライスに揚げたバラブロックの肉に

パンチの効いた味！！

旨い！！これはいいな！！

体力の源は見知らぬ店で腹一杯食う事だと

昔から言うだろ？

（俺は聞いた事ないが）

すっかりパワーを、つけた俺はさらにこのヤラレタ路地と商店街を

歩く！！

風に吹かれて！！

（今日はあまり風は吹いていなかったが）

でもシャッターが閉まった商店も多いな！！

この辺りに来ると松江という住所になる。

松江といえば板金屋が多く！！

職人達の町でもある！！

実際、商店街の周りは小さな工場がたくさん存在する。

松江交番

（パトロール中です）

都心ではありえない無人で扉が開いてる交番！！

ローカル加減が増していいな！！

この商店街は通称ＭＯＳと呼び、松江大通り商店街という正式の名が

ある。

歴史は古く、江戸時代よりこの街道があり、今の市川あたりに

抜ける通り道としても栄えていたという！！

そのＭＯＳを歩いてるうちに辺りは陽が暮れる・・・・・。

なんだか、昭和の空間にまぎれて、

飲みたくなって来たな！！

大衆酒場と中華そばのコラボ？

東映まつりで、デビルマンとマジンガーＺが組んだようなものじゃないか！！

これは入らないと！！

昭和七年開業の店！！

まさにリアル昭和がそこには存在した！！

木場の河本以来の衝撃であった！！

昔はこういう大衆酒場がたくさん存在したが

今は殆ど、撲滅の危機に遭遇している。

永井荷風が隣で飲んでても違和感のない空間だ！！

煮込みとビールを旨く流し込む！！

これぞ幸福な時間の始まりだろ！！

乾杯！！Ｒ＆Ｒ！！

〒132-0024 東京都江戸川区一之江６丁目１９−６
03-3651-0884

今日のナンバー、やはり洋の風に吹かれて！！

もちろん、ボブ・ディラン！！

明日は独自な風に吹かれてを・・・・・

網走番外地（放送禁止版）・高倉健

人に裏切られたことなどない。
自分が誤解していただけだ。

いい風に吹かれたいですよ。
きつい風ばかりに吹かれていると、
人に優しくなれないんです。
待っていてもいい風は吹いてきません。
旅をしないと…。

高倉健　本名（小田剛一）享年83歳

2014年11月10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。

その名優の死は、多くの人々が悲しみ、真実の昭和時代の終わりさえ

感じた人々がたくさん存在したであろう。

男の見本。弱者に優しく、強者には立ち向かう。

いつも謙虚で、人の話は真剣に聞く。

だが強要と言うものは、一切せず、男の手本べきある人と俺は思う。

残念ながら、一度もお会いした事はない。

だが、映画のスクリーンの中で会い続けていた、俺にとっては、

年中、お会いしていたんだと錯覚する時がある。

それはいつでも、スクリーンの中で、リアルな男を演じて来たからであろう。

網走番外地、唐獅子牡丹、死んで貰います、山口組三代目の任侠映画

ゴルゴ13、野生の証明、新幹線大爆発、アクション映画

遥かなる山の叫び、幸せの黄色いハンカチ、鉄道員、人情映画

この人の作品は腐る程見て、感動し男で生まれて良かったなんて

本気で思い・・・・・・。

強い男の手本とさせて頂きました。

この人にまつわるカッコいいエピソードはたくさん聞いてきた。

撮影中でも焚き火にあたらないで立ったまま、見学するので

監督含め、誰一人、焚き火にあたれない・・・・・

共演した人には、高級時計のロレックスを贈る。

褒められると、革ジャンでも何でも、人にあげなきゃいけないと気がすまなく

なり本当に衣類を買って来る。

エキストラや売れない俳優にも優しく、喧嘩し干されそうになったら、

監督の所に連れて行き一緒に謝ってくれる。

離婚した江利チエミの墓のそばに、住んでいつまでも見守っている。

オフの時は、マネージャーや関係者ですら居場所は知らない。

映画界は当然、日本人の象徴の様な人だと個人的に思うのである。

偉大過ぎるのか？

街で会う輩に、健さんに会ったとかの逸話を耳にする事が

あったが、殆どは凄いスターと会ったと言う、錯覚や嘘らしきもの

ばかりである。

早々、健さんと遭遇なんて出来るものでないだろ？

でもそんな中で、本当に健さんに会った人から聞いた

ネットや週刊誌にも載らないエピソードを紹介したいと思う。

話がやけにリアルでそこには、いつも漢が存在した。

御茶ノ水の靴屋で働いていたんだよね！！

ある日、外車が止まって中から北大路欣也が降りて来て

靴を見始めた。

すると後から健さんが降りて来て、北大路の分も含め

たくさんの靴を買い占めて行った！！

ＳＰＰＥＫＩＮＧ（孫持ちのミュージシャン）

いつも、働いてるホテルに健さんが食事に来ていて

次第に仲良くなった。

空手5段の氏と健さんはそのうち、空手の組み手をするようになり、

撮影でアクションがある度にそれに付き合った。

氏が結婚式を東郷記念館で挙げた際は、撮影で忙しく不参加と言われて

いたのだが、式の最終になって、衣装のまま駆けつけてくれて、

ジューサーとロレックスまで、プレゼントしてくれた。

Ｋ氏（元空手師範で元ホテルニューオオタニの支配人）

撮影に取り組む姿勢は本気過ぎて、

何度か殺陣や擬闘等を担当したが、

こっちが辞める迄、終わらないんだよ。

こっちから辞めると言い出せなくなりひたすら続く・・・・

長く、色んな俳優に殺陣を付けたが、ここまで本気だったのは、

三船敏郎さん以来だ。

Ｋ氏（殺陣師）

代官山の喫茶店で、

客で来ていたヤクザ（チンピラ）が騒ぎ出した。

そして一同に頭を下げだすので、

組長か若頭でも来たのか？

と眺めていたら、健さんであり、

さらに健さんはそのチンピラ以上に深く頭を下げるので、

チンピラ達はいつまでも頭を下げっぱなしだった。

Ｎ氏（代官山カフェのマスター）

ＮＹでブラックレインのロケに参加。

緊張して、いつもは出来るバイクアクションが出来ず、

ＮＧを何度も出して、ふて腐れてスタッフに唾を吐き

降ろされそうになった時、いきなり松田優作が胸倉を

掴んで殴りかかって来た。

そうなるとスタッフさえも止めるのが困難。

現場が荒れそうになった瞬間

そこに健さんが一言（辞めろ）

と仲裁に入って来た。

騒ぎは一瞬で収まり・・・・・

氏の肩をポンと叩き

「優作も本気なんだ、君も本気なら何度も出来る筈だから

一緒に監督（リドリースコット）に頼みに行こう！！」

とリドリーに健さんは頭を下げた。

それで撮影は無事、本番を終える事が出来た。

Ｙ氏（アクション俳優兼スタントマン）

我が国には、本当に素晴らしい俳優が存在したものだ！！

辛く、弱く、逃げ出しそうになった時には

また貴方の映画を見て、力を頂きます！！

最後に、高倉健の一番、好きな言葉を贈ります。

人生っていうのは、
人と人の出会い。
一生の間にどんな人と出会えるかで、
人生は決まるんじゃないですか。

BLACK CATS - I Wanna Rock

想い出は美のままに、心の中で残せと言うけれど。

俺は、現実の中でリアルに残していたい。

雨の日に、リーゼントが崩れて、

油でベトベトになった髪を直しながら歩いた・・・・

ルイスレザーの襟立てて、中指突き刺し歩いた街角・・・・・・

時々、ふとした時に、昔、住んでいた街に行く事はないか？
友人も親戚も住んでいない街なのに。

東京だけでも色んな、場所に住んだ経験から、時々そんな機会に遭遇する事がある。
その街に降りた瞬間、時はあの頃に戻る。
タイムマシンは現実に存在するんだな！

志度拓哉のブラリ街！！

今日は、20年近くぶりに、その駅に降りた！

中野区沼袋！

新宿から北西に延びる西武線に存在する、何て事のないローカルな駅だ！

中野駅と沼袋駅の間に20歳位の頃に在住していた事があった。

新宿や池袋にもすぐに出れる立地も優れた街だ！

この街に住んでた頃は、朝まで働き、昼間に眠ると言う不健康極まりない生活をしていた。

ゆっくりこうして街を歩く事も、なかった気がする。

でもまったく変わってないな！
駅の周りを歩いても、何一つ変わっていない気がする。

小さな路地にポツポツと店が存在する！

この感じだ！

あの頃のままだ・・・・・。

あの頃は、自分が20年後、生きてるなんて

想像もしていなかった・・・・

そんな人生を送っていたから。

夜、起きては菅原文太の映画をＶＨＳで借りて

特効薬にして街に出たものだ（笑）

文太、ロカビリー、ＢＡＲ、この街を歩いていると

あの頃の気持ちが蘇る。

今も殆ど変わってないのだが・・・・・・

この駅前のわけの分からないビルも当時のままだ！！

中野西洋館みたいでいいな！！

迷い込みそうな、不安定なカーブ道だらけの

路地裏もまったく当時のままだ！！

この辺りは開発する予知も無いのであろう！

（最高の褒め言葉だぜ）

西友と小さな八百屋で良く買い物をしたな！！

パンクのアンちゃんおまけするよ！！

みたいなノリで八百屋の婆ちゃんおまけしてくれたっけ・・・・・。

そうそう、一の湯だ！！

風呂好きな俺は、良く泥酔いした体を洗い流しに

風呂に浸かった！！

そして仕事前に、景気つけにこの辺りの酒場で一杯やるのだ！！

仕事前のほんの自由な空間だったな！！

（アル中でないよ！！水商売だから泥酔い歓迎）

卓球専門店カタオカ！！

いいな！！卓球専門店とはイｶした響きだ！！

駅を少し、離れると本当に特徴の無い

住宅街に変化するところも変わってないな！！

いくつかの小さな川が流れて、雨の日なんかは、

ゴゴゴ！！なんて流れが速くなってね！！

中野通りからも、新青梅街道からも

少し離れているから、

住宅街なんてまるで静かで！

Ｒ＆Ｒの音だけが部屋の片隅でショウトしていた！！

大体、帰りはタクシーだったから、

昼間のこの辺りはあまり知らなかったが

本当に静かでいいな！！

また歩いてると腹が減って来た！！

いつもの悪すぎる癖だ（笑）

そう言えば駅のすぐ側に優しいオバチャンがやってる

定食屋があったな！！

もう流石に潰れているだろう・・・・・

おおおおお！！

福久家食堂だ！！

まだあった！！

ここのフライやサンマ定食は絶品で

ガキの頃、食べた母の味なんだ！！

何一つ、変わらず、当時のままだ！！

ナイス！！

店内も何一つ変わっていない！！

当時のオバチャン歳食ったけど、

ちゃんと俺のこと、覚えてくれていた！！

この家庭料理のシンプルなレパートリーがいいな！！

やはり、サンマ定食だろ？

味噌汁もヤッコも漬物も

何も変わらない！！

ここで夜ビールとメシを食ってから仕事に出掛ける！！

そのノリが蘇る！！

旨いな！！

素朴だな！！

そして懐かしいな！！！

またオバチャン来るから！！

20年後？

それなら俺も60歳になってしまう！！

オバチャンもいつまでも続けてくれな！！

福久家食堂

東京都中野区沼袋1－36－1

03-3387-4063

そして俺は、あの頃の気持ちのままでこの街を去った・・・・・・

今日のナンバー！！

あの頃のレコードは傷だらけになったが

あの頃の気持ちは何一つ変わらない！！！

中学生の頃、擦り切れるほど、聞いたナンバーで

進むべき道も見つけられくて・・・・ラジオから流れた一曲のパンクロック！！

スタークラブのＮＯＷ　ＡＧＡＩＮ

今日は昨日になるように！！

またゼロからはじめよう！！

SHOGUN - Bad City (with Japanese subs)

カウンターにハードリカーと、洋もくタバコ！

ガキの頃は、探偵になりたかった！

アメリカンニューシネマで見たガチガチの茹で卵の様な…

東京の外れにある、下赤塚と言う街に降りたのは

冬の始まりを感じさせる冷たい風の吹く午後だった！

この街で探偵になるのが、夢であった！

探偵のイメージは、横浜であり、代々木であり、

ガチガチなハードボイルドな街の印象があるが、

何でもない、片隅の街でカッコ悪い探偵も悪くないと感じたからだ！

街は颯爽とした空気が流れていた。

いつもに増してローカル加減が俺の心を擽る。

一人で歩けるロンリーマンでありたい・・・・

大きなビルがあるわけではなく

そこには庶民じみた商店が並ぶだけだ。

この平い空間が良いな。

志度拓哉のブラリ街！！

今日は池袋から、埼玉に向かって延びる東武東上線の下赤塚からスタート！

東上線、久々だな！

昔、この手前の大山って街に少しいた事があったから、

日常の様に乗っていたんだが！

毎度の事ながら、ローカル具合が抜群だな！

池袋にいる人の八割は、埼玉県人なんて都市伝説があるが、

この東上線と、西武池袋線が池袋止まりだから、

俺はその伝説に一票入れたいな！

赤塚壱番街

駅を出たら、商店街！何が壱番だか疑問だが、
このハードボイルドに程遠い庶民感がいいな！

冒頭で述べた、探偵なるこの街のイメージは、

俺のガキの頃に読んだ一冊の漫画の世界から来ているのかも知れない・・・

ハロー張りネズミ

東上線の下赤塚を舞台に繰り広げられる
あかつか探偵事務所で、ルーズに探偵をしている、

ハリネズミを取り巻く人々の物語なんだが、

明るいテイストの中に、ノワールな部分が込められてて・・・・

島耕作シリーズや人間交差点、黄昏流星群など・・・

メジャーなヒューマンドラマを描く弘兼憲史の作品の

中でも最高傑作だと個人的に思うのである。

実際に氏もこの街に住んでたとこから、

昭和時代のこの街の風景をリアルに捉えている。

片隅に、美味しいコーヒーを入れる喫茶店があったり・・・

何故か哀愁がある町並みなんだ・・・・・・。

駅前の商店街は、活気があり、

この街で暮らす人々の日常を映し出す。

東京の片隅は、今や大型スーパーや、

ショッピングセンターが溢れる中、

この街はいまだ、オリジナルで下赤塚をさらけ出す。

駅前を離れると、普通の住宅街が広がる。

普通って一体なんなんだ？

山の手でもなく、下町でもなく、ニュータウンでもないという

事にしときます。

だが、住宅街の中に畑が存在したり・・・・。

都会に暮らしてると、こんな風景を見失う事がある。

谷テント商会。

シート専門店？

シート3割～5割引・・・・・

テントにシート、日常に買うものでないが

いいな（笑）

東京大仏通り？

こんな普通の住宅街に大仏なんて存在するのか？

街を活気つける為の、それらしき通り名にしただけか？

大仏やお寺がある街は、参道があり、

土産に和菓子がつきものだが、

何も無いな・・・・

シャッターが鎖された食堂が存在するだけだ！！！

乗蓮寺（じょうれんじ）

確かに東京大仏なる大きな看板も発見！！

大仏といえば、奈良の大仏に鎌倉大仏！！

そんな印象があるのだが、東京大仏とはまた、

ありそうで、無かったものと錯覚して来た・・・・・・

そうか、この寺を登る階段こそ、

ハロー張りネズミで登場していたな！！

住宅街にいきなり存在する所がいいな！！

境内入り口にはやはり、仁王像！！

カサンドラの扉はいま、開かれた！！

寺や神社っていつ来てもいいな！！

宗教や仏教が何たるものか？

俺には分からないがいつ着ても、

古き良き日本を感じさせ、何故かハッピーになるのである！！

出た！！東京大仏！！

やはり、大仏はパンチパーマをあて

どっしりと構えていて欲しい！！

日本三大大仏の中に入ると言われる。

高さ12.5メートル、重さ32トンで青銅製の鋳造大仏としては

奈良の大仏、鎌倉の大仏に次ぐ日本で3番目の大きさを誇る大仏だ。

東京大仏を本尊とする乗蓮寺（じょうれんじ）は、

室町時代初期創建の浄土宗寺院だそうだ。

創建当時は、現在の板橋区仲町に位置していたが、

江戸初期までに仲宿へ移転。

その後、高速道路の建設・国道17号線の拡張工事により、

昭和46（1971）年に現在の赤塚へ移転したと言う。

ガキの頃、東大寺の奈良の大仏の鼻の大きさを再現した

柱に通れなくなって自分の成長を感じだ・・・・・

大人になり、鎌倉の大仏の中に突入して、

ロマンを感じた！！

そして今、東京大仏を見てハードボイルドを感じている！！

こんな住宅街で一歩も動かない貴方は

ガチガチの茹で卵だ！！

今日は、もっとこの辺りで遊んで帰るから！！

探偵気分で街をふらつく事にしよう・・・・・。

じょうれんじ
乗蓮寺（東京大仏）

住所：板橋区赤塚5－28
アクセス：東武東上線下赤塚駅より徒歩25分 / 都営三田線西高島平駅より徒歩20分
駐車場：有り

今日のナンバー！！

ハードボイルドでいこう！！

ジュリーでカサブランカ・ダンディ！！

日枝神社

ニャンタに初めて会ったのは、凍えそうな2月の早朝のアスファルトの上だった。 路地裏で震えていたのを覚えている。

Oh Destination

Ruby Sohoで決まりだな！！

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