映画【Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡】予告
好きか嫌いか?その間はないのさ!!
ジョニー・サンダースの映画を観る。
やはりクダラナク、無様な映画だ!!
だが、ジョニー・サンダースは永遠に無様な男であって欲しい。
無様という事は、この世で一番、カッコイイという事だ!!
影響を受けたミュージシャンっている?
五人挙げろ!!とくだらない質問された時には、(横山やすしのみ)と答えるが、
コイツなら話せそうと言う奴となら、
シド・ヴィシャス、エルヴィス・プレスリー、ジム・モリソン、ジョー・ストラマー
と俺は答える。
そして、このジョニー・サンダース!!
この五人の共通点は、皆、早死しているという事、
動物園で見る、トラやライオン以上に、風貌がカッコイイという事、
そして、音楽的なセンスはエルヴィス以外は、まったく無いと言う事。
音楽の才能以上に、生き様やステージのセンスが光っているという事であろう!!
勿論、ロバート・ジョンソン、イギー・ポップ、トム・ウェイツ、ジミヘン、
ブライアン・セッツアー、エディ・コクラン、ボブ・マレー、カート・コバーン辺りにもかなり、影響を受けて来たが、上記に挙げた要素では、この五人が俺の中では別格であり、年中、BGMにしているのである!!
ジョニー・サンダース、所謂、ジャンキーという危険な奴で、
糖分が足りなくなり、アイリッシュ・クリームウイスキーのベイリーズを
毎朝、飲んでいたと言う。
単純な俺は、毎朝、味噌汁代わりに飲んでいた、テキーラのストレートを辞めて、
毎朝、日課の様にベイリーズを飲んでいた。
そう聞くと、ハードボイルド的な、バーボンみたいな味を連想したが、
至って、カルア・ミルクの様な甘さである。
これは、BLTサンドやバーガー等とも愛称は抜群である。
糖分が足りなく、普段、ストレス抱え怒ってばかりいる輩にも、
これはオススメである!!
毎朝、ケチらず、ベイリーズを買い、飲めバカヤロウ!!
元々はニューヨーク・ドールズという、ど下手なグラム・ロックの分類のバンドで、
ギターを弾いていたのであるが、当時のデビット・ボウイやT-REXに比べると、
本当に、下手くそでメロもリフも素人レベルで華も無い!!
本当に無様を絵に描いたバンドである。
それが、抜群なんだが(笑)
それを、マルコム・マクラーレンが目を付けた理由であると思う。
セックス・ピストルズの誕生でパンク・ムーブメントに火が着いた時も、
先駆者的な存在で、ジョニー・サンダースやイギーやパティ・スミスの名が
挙げられていたが、パンクの元祖の一人でもある。
日本のミュージシャンにも、彼は通じる者があったのか?
昔、原宿や渋谷辺りの洋服屋で働いていた時代、
80年代初頭に飛び出した、日本のロカビリーバンドのブラック・キャッツとバッツが
二分に分かれる人気があった。
ブラック・キャッツは甘く切ないアメリカンPOPでバッツは早すぎたパンカビリー
で個性は別なんだが、2バンドとも、カッコ良すぎるステージアクションが存在した。
俺もその二つのバンドにかなり影響されて、ロカビリーバンドを始めるのだが、
ジョニー・サンダースは、その両バンドのファンを公言し、バッツに至っては、
ボーカルのジミー倉田氏のプロデュースとギターを引き受けている。
これも、偉い、無様な出来具合だ(笑)
ジミー氏に至っても、バッツ時代の方がまったく楽曲もギターも良い所が、
ジョニー・サンダースの才能の無さを感じる!!
この才能も無く、ギターも下手糞、無様な所がまた、
最高の俺のアイドル要素なんだ!!
ギターのチューニングもロクに出来ない。
都市伝説では、実はギターすら弾けないと言われていた、感じがまた最高!!
ジミー・ペイジやジェフ・ベックを聞く度に、自信を無くし、
R&Rとは、レベルが高い音楽すら思えて来た時に、
ジョニー・サンダースのギターを聴いた時に、
これなら、俺でも出来る!!何て思った輩が沢山、存在したが、
逆に、ベック等を目指した方が簡単という程、
生き方は波乱であり、ステージでは、ぶっ倒れ、まともに歌わず、
転げ回る。
これも殆ど(素)であったのであろう!!
俺の10代の頃はヘビメタやメタリカが流行り、やたらと、ギターが旨いだけの
奴がいたが、意味なく、そいつ等を見ると、ベースでぶん殴っていた(笑)
ギターなんか、練習する時間あれば、ロックは街に出て喧嘩しろ!!
(ヤンキーは素手でぶん殴ってたから、これも俺の愛だ(笑))
不良にも大きく分けて、二種類いて、群れて悪さをする、暴走族系、不良と、
孤高で、自分を貫くが、少し文科系や芸術系の不良!!
前者は唯の、非行であり、不良では無い!!
やはり、孤高で人と群れないと言うルーツは、
このジョニー・サンダースの影響が多い。
平気でそれやるから、当時は暴走族やヤクザがパンク狩りなんてやって来たが、
やり返すだけだ!!
まったく、映画の感想になっていないが、
そんな、青春の記憶と、今でも青春なんだという再認識が生まれた
映画であった!!
要は、ロックでも俳優でもボクサーでもカッコ良ければそれでいいんだ!!
無様でもカッコ良ければそれでいい!!
今日のナンバー!!うるさい!!そのツラ!!聞きたくない言い訳!!
うるさい!!
i wanna be loved johnny thunders
そして全世界のPVってやつ?の五本の指に入るいかした奴!!
チャイニーズ・ロック!!
やはり、無様である。これは、好きか嫌いかその間はない・・・・・・・