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Channel: 志度拓哉のブログ
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時代のサブカルチャー 1989年編 バンドブームとバブル時代の狭間で・・・

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大人と子供、権力と道徳、生きている意味すら分からず・・・・
乾いた時代に生まれて・・・・・
それでも、火が着くものだけを求めてた。
 
パンクバンドがアイドルの様にヒットチャートを賑わした時代。
ジュンスカイウォーカーズ!
ある一定の世代では知らない奴はいない程、このバンドが日本中を巻き込んだ年。
 
初めて購入したCDはこのバンドだった。
 
1989年
 
俺には10年位では足りないくらい、いろんな事があった1989年!!
過去を振り返るのは好きじゃないが、時にあの頃にタイムスリップしないか?
 
一般の人は中学生と呼ばれる年だった・・・・・。
血だけ熱く、怖いものなど何もなかった!!
 
 
そんな1989年、昭和64年、明け早々、TVでは一般番組が一切、
打ち切りになるという前代未聞な事件が起こったのである。
 
イメージ 1
 
天皇崩御
 
昭和という時代はここで幕を閉ざされた。
そして(平成)という聞きなれない単語を、国中で耳にするのである。
 
世はバブル時代。億単位の金を山に捨てられるという事件まで
起こる程、今では想像も付かない時代であった。
今から27年も前だ!!
 
勿論、当時10代半ばにしか満たない俺は、バブルなんて知らない。
それどころかモヒカンにかられた頭では年齢を偽り鳶の仕事を
する位しかなかった時代であった。
 
そしてパンクロックの洗礼を受けてライブ箱でベースを振り回すのが日課の毎日。
 
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未成年の幼女を連続で誘拐し殺害する宮崎勤や、女子高生を監禁しコンクリートに
詰めて殺害するなど、鬼畜な事件がニュースから流れたのも
この年であった。
乾き過ぎた時代・・・・・人の痛みすらわからねのか?
 
バカなガキですら、カッコイイ事と悪い事の区別はついた。
人を不幸にするなら、その100倍苦しむ覚悟でやれ!!
 
イメージ 3
 
この頃の気持ちの変化は実に早いもので、バンドブームというカルチャーが、
やって来たが、それが嫌で、リフすらない様なハードコアバンドを始め、
ライブは聞くより暴れる!!喧嘩する!!なんて方向に進んでいた。
 
原宿ホコ天や大阪アメ村では、ストリートでバンドが演奏し、
TVではイカ天なる、インディーズバンドの登竜門みたいな番組が
人気となるが、俺には関係なかった!!
 
暴れれば何処でも良い!!
同じバンドのボーカルは本職のベンツを襲う、ベンツキラーなる異名を持つ男。
ヤクザや暴走族は数で仕返しに来るから、イタチごっこの連続だった。
 
何故、ベンツを襲う?仲間がやられた仕返しだ!!
 
ケジメだと言われ行方不明になった仲間もいた。
たぶん、捕まり殺されたのだ・・・・・。
 
平和な街が退屈だったが、仲間だけは何より大切にしていた。
 
そんなボーカル氏の死去を耳にするのはそれから10年程
後だったが・・・・・・・。
 
イメージ 4

 
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中には、本気で音楽をやりたい先輩や仲間もいて、
そのブームに乗っかり、プロバンドになる輩も大勢いた。
 
レコード会社も金がある時代!!
一年契約を結び、食えるだけの生活費を与え、売れなきゃ切り捨てる。
今でも勿論、その風習はあるが、10年経ち本当に残るものは僅かだ。
 
だが、40や50歳を超えた先輩達も現役で、ステージに立っている!!
 
何も変わっていない!!ただ、傷が増えただけの話だ。
27年と言う月日は、ほんの少しなのかも知れない!!
 
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この年に天に還ったのは、昭和天皇だけではない!!
最も偉大な人が、多く去った年だと思う。
 
今のパナソニックを作った松下幸之助・・・
そして昭和の歌姫、美空ひばりも昭和と言う時代を見届けるが如く天に旅立った。
 
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音楽だけでない、漫画の父、手塚治虫先生も旅立った!!
これで本当に、昭和という時代が新しく平成に生まれ変わったと
実感して来るのだ!!
 
誰もが手塚漫画で育ち、影響を受け、そして次なる漫画家が誕生していく。
 
良きものは、受け継がれ次の時代で更に弾け飛ぶ!!
 
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そして、日本の枠では窮屈過ぎ、世界に羽ばたき!!
伝説を残し、旅に出た男が存在した!!
 
松田優作!!
 
日本では茶碗を持ち、普通に飯を食う演技にすら葛藤した男が
アメリカでは、ハリウッドスターすら小さく見える程の存在感を残した!!
 
詩のような演技だった!!
競演したアンディガルシアはそう語る!!
そして伝説だけ残し、男は独り、遠くへ旅に出るのである。
 
 
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旅立った人ばかりではない!!
関西のチンピラボクサーがデビューしたのも
この年だった!!
 
辰吉丈一郎!!
10代の不良は誰もがその存在に、熱くなり!!
ボクシングという概念を破り続けた!!
 
その後、何度転んでも立ち上がって来る姿に
熱く、強く、そして男を教わった!!
 
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携帯電話が出始めたが、まだ人々は足で、自分の眼で何かを求めた時代!!
 
あの頃、27年後に生きてるなんて、本当に思っていなかった。
明日の事すら考えず、目の前に見えるものだけに、
直球勝負をかけていたあの頃。
 
酒やタバコも馴れない手つきで、決め込んで、
傷だらけになりながらも、街へ出て暴れたあの頃!!
 
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10代の衝動は今でも持ち続け!!
そして今でしか生きれないスタイルで2015年を生きる!!
 
今も明日もこれからも・・・・・
 
 
今日のナンバー 当時日本で一番ヒットしたナンバー!!
 
世代の人も違う人も自由に叫んでくれ!!
 
もちろん、ブルーハーツでTRAIN TRAIN
 
 
ロバジョンやエルヴィスがいたアメリカ、
ストーンズやビートルズがいたイギリス、
キャロルがいた日本、リアルタイムに当時を味わいたかったと思う時があるが、
俺は、この時代にブルーハーツを体験出来ただけで、どんな世代より
価値があると思ってます!!R&R
 
 
 

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